鹿島アントラーズ 最新ニュース
濃野公人は後輩たちから刺激を受ける
鹿島アントラーズは3日、非公開練習を行った。練習後には濃野公人が取材に応じ、6日に控えた天皇杯ラウンド16・アビスパ福岡戦、そして10日から再開する明治安田J1リーグに向けて意気込みを語っている。
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右膝のケガから6月に復帰し、中断前は公式戦2試合連続フル出場と着実にコンディションを上げてきた濃野。昨季ルーキーながら9ゴールを記録した男は、再びピッチで存在感を示そうとしている。
「(柏)レイソル戦ではなかなか崩しきれなかったので、攻撃面のアイデアをもう一度見直したり、守備では前からプレスをかけるべきところと、ブロックを敷くところ、その両面をちゃんと見直すことができたと思います」
中断期間中の練習試合が津波の影響で中止になるなど、予定通りに行かないことも面もあった。それでも選手たちは公式戦に向けて高い集中力を保ち続けた。「みんな暑い中でも高め合ってましたし、キツいときこそ(頑張ろう)っていう声もたくさん出ていたので、そういう意識の面では良くなったのかなと思います」
天皇杯はリーグ戦とは異なり、一発勝負で決まる。YBCルヴァンカップではJ2・レノファ山口FCにPK戦の末に敗れ、足元をすくわれる格好となっただけに、同じ轍を踏むわけにはいかない。
「プロ生活はまだ短いですけど、一発勝負で涙を流した過去はたくさんありますし、そういう怖さは身に染みて経験してきた身なので」
2日のインターハイ男子決勝では母校の大津高校が先制しながら後半アディショナルタイムに追いつかれて試合はPK戦にもつれ込み、優勝を逃した。「大津らしいっちゃ大津らしい」と話す濃野は、頂点にあと1歩届かなかった後輩たちの活躍を、残す2つのタイトルへのモチベーションに変える。
「(天皇杯は)ベスト16というところで、優勝がちょっと見えてきたと感じるので、ものすごくモチベーションになっている。チームとしてもJリーグと天皇杯の2つのタイトルを取るという話は出ているので、大会は変わりますけど鹿島の一発勝負の強さを見せたい」
(取材・文:加藤健一)
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