フットボールチャンネル

湘南ベルマーレは「日頃求めてるものを明確に描いてやらないと」。11試合ぶりの勝利へ「そこの意識を上げていくことはすごく重要」

text by 編集部 photo by 【画像:スクリーンショット】
湘南ベルマーレ 山口智監督

【画像:スクリーンショット】

湘南ベルマーレ山口智監督がオンライン取材に出席

 明治安田J1リーグ第27節、ファジアーノ岡山対湘南ベルマーレがJFE晴れの国スタジアムで23日に行われる。この一戦を前に、21日に湘南の山口智監督がオンライン取材に応じた。リーグ戦で10試合勝ちがない苦しい状態が続くが、湘南らしくアグレッシブに日頃から求めているものを徹底することが大事だとした。

JリーグはDAZNで全試合配信!
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]

 湘南は5月11日の東京ヴェルディ戦以来、実に10試合勝利から遠ざかっている。現在17位と、降格圏の18位・横浜F・マリノスとの勝ち点差はわずか1まで縮まった。

 次節の対戦相手はリーグで2番目に少ない失点数(23)を誇る岡山。山口監督は「全員ハードワークして愚直に、特に守るところに関して攻められててもちょっと打たれてても最終的にキーパー含めて守るところは見習わないといけないところはあります」と初挑戦のJ1の舞台で躍進する岡山をこのように評価している。

 対する湘南はリーグで2番目に多い失点数(41)と、岡山とは対照的だ。前節のFC東京戦では2点のビハインドから同点に追いつき、残留を争うチームと勝ち点1を分け合ったのはプラス要素だが、やはり先手を取って、優位に試合を進めたいというのが理想的だろう。

「この間も前半の立ち上がり、後半の立ち上がりで簡単に失点した。ゼロにするのは難しいと思うんですが、そこの意識を上げていくことはすごく重要なポイントになりますし、それをやっていかない限り(失点は)減らないと思います。とにかく本当に簡単に失点しないこと」が先手を取るために大事になってくるという。

 たしかに、今季は失点する時間帯が悪いことも少なからず影響していそうだ。前々節の柏レイソル戦では、前半と後半の終盤でそれぞれ失点を許している。そこを乗り越えることもポイントになってくると、そして、その先にようやくゴールが生まれてくると山口監督は踏んでいる。

 岡山戦へ臨むにあたって、山口監督は「自分たちの考え方としてはビルドアップするのが目的ではない。相手の陣地、相手のボールに向かうことをシンプルにやりつつ、相手を見るところは必要なところなので、もちろん前から激しく来ることも予想される中で来たら相手の嫌な背後を狙いたいですし、奪われたら奪い返したいですし、その準備はしたいです。本当に日頃求めてるものを明確に自分たちが描いてやらないと」と語気を強めた。

 相手を見て、考え、持ち味であるアグレッシブさでボールを追いかけ、奪い、繋ぎ、相手ゴールに迫っていく。山口監督が日頃求めているものを明確に打ち出すことができれば、勝機はおのずと見えてくるだろう。

(取材・文:竹中愛美)

【関連記事】
禁断の後出し!? J1リーグ順位予想1〜5位【2025シーズン】
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位【2025シーズン】
200人以上に聞いた! Jリーグ、チャントが最高なクラブランキング1〜5位


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!