4年前のW杯直前・ジンバブエ戦で起こった衝撃の真実。日本代表の試合で行われた八百長

サッカーにおける驚くべき八百長の実態を暴いた世界的ベストセラー『THE FIX』(日本語版は講談社刊『黒いワールドカップ』)。世界に衝撃を与えた著者のデクラン・ヒルは続編となる『あなたの見ている多くの試合に台本が存在する』(カンゼン)を上梓する(6月25日発売)。その著者がW杯を前に最新の八百長問題をレポートする。(翻訳:山田敏弘)

2014年06月06日(Fri)10時58分配信

text by デクラン・ヒル photo Getty Images
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W杯南ア大会の直前試合での驚くべき事実

 信じられないかもしれないが、国際的なサッカーの世界には八百長が存在している。ということは、世界最大のスポーツイベントであるサッカーW杯に八百長は存在し得るのか。

 その答えは、イエスだ。

 ただファンにしてみれば、そんな話を聞いても対岸の火事くらいにしか思えないだろう。では、日本代表の試合が八百長の舞台になることはあり得るのか。

 もちろんだ!

4年前のW杯直前・ジンバブエ戦で起こった衝撃の真実。日本代表の試合で行われた八百長
2010年に開催されたW杯南アフリカ大会の開幕直前に行われた一連の試合で【写真:Getty Images】※写真はイメージです

 実は、日本代表の試合でも、過去にすでに八百長は起きている。いや、誤解のないように言うと、「寸前だった」とするべきだろう。現実には、W杯で八百長や汚職を根絶すべく目を光らせているサッカー組織関係者の手ですら食い止めることが出来なかった、と言うべきだろう。

 著者が入手した2種類の極秘報告書によれば、2010年に開催されたW杯南アフリカ大会の開幕直前に行われた一連の試合で、八百長が行われた。そしてその中には、日本代表がプレーした試合も含まれている。

 驚くべきことだが、南アフリカサッカー連盟の関係者らは、八百長フィクサー(胴元)たちに協力をしていた(繰り返すが、関係者らは、食い止めたのではなく協力したのだ)。

 2010年6月5日に行われた試合は、ビッグマッチだった。開催国である南アフリカ対デンマークの一戦。W杯直前の国際フレンドリーマッチでのことだ。競技場はファンで埋め尽くされ、外国のテレビ局も入っていた。

 両チームの選手がウォームアップをし、国歌を流す準備も万全だった。すべての準備が完了し、すべてが完璧に見えた。だが1つだけ、問題があった。審判が、国際的に暗躍する八百長フィクサーたちに買収されていたのだ。フィクサーの中には、例えば有罪を受けて世界的にもニュースを賑わしたシンガポール出身のウィルソン・ラジ・ペルマルもいた。

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