アギーレ氏、八百長疑惑。今後何が争点となるのか? 協会に求められるリスク管理と報道を続けるべき理由

2014年10月、日本代表のアギーレ監督に湧き上がった八百長関与疑惑。事態は収まるどころか大騒動となった。果たして、今後、アギーレ氏は何が問われることになるのか。そして報道側はどうすべきなのか。

2015年01月01日(Thu)10時30分配信

text by 植田路生 photo Getty Images
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釈明したアギーレ氏だが…

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八百長疑惑がかかるハビエル・アギーレ監督【写真:Getty Images】

 2014年は日本代表にとって激動の一年だった。

 6月にW杯で惨敗し、ザッケローニ監督が退任。新監督はメキシコ人のハビエル・アギーレ氏となった。4年後のロシアW杯で雪辱するためにどのようなチーム作りをするのか注目されていた矢先、指揮官に八百長疑惑が噴出した。

 アギーレ氏と日本サッカー協会(JFA)はすぐさまこれを否定したが、事態は刻々と変化。昨年12月15日にはスペインの検察当局から告発された。これを受け、JFAは27日、緊急で記者会見を行い、アギーレ氏は釈明に追われた。

 会見では終始、アギーレ氏は自身の潔白を主張。アジアカップやその後の指揮に影響はないことを断言した。また、その2日後には代表合宿の初日に選手たちに直接この疑惑について説明。選手たちもその説明に納得した様子で、一様に指揮官への信頼を感じさせる言葉を発した。

 これで過熱した報道は一旦収まったかに見えるが、忘れてならないのは当地では何も収束しておらず、むしろ事態が進むのはこれからということだ。当たり前の話だが、当事者の発言をもって一件落着、としてはならない。

 八百長はサッカーへの純然たる敵であり、絶対に許してはならないものだ。この先も我々メディアは報じていく義務がある。もちろん、アギーレ氏はまだ有罪ではないことを忘れてはならないが。

 果たして今後、どのようなことが裁判および予備審問で問われることになるのか。整理してみていこう。

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