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“マインツ武藤”を加速化させる岡崎の動向。実力&環境面で理想的。2桁ゴールも十分可能

チェルシーからの獲得オファーが取りざたされている武藤嘉紀だが、マインツからの関心も報じられている。武藤はマインツ、そしてドイツで活躍するための要素を十分にクリアしているといえるだろう。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ボルシアMGが岡崎の獲得に強い関心

“マインツ武藤”を加速化させる岡崎の動向。実力&環境面で理想的。2桁ゴールも十分可能
マックス・クルーゼ【写真:Getty Images】

 FC東京に所属する武藤嘉紀のマインツへの移籍の可能性について考える上で、少し気になるのはボルシアMGの動向である。

 キッカー紙によれば、ボルシアMGのFWマックス・クルーゼのボルフスブルクへの移籍が成立間近だという。既にクルーゼはメディカルチェックを済ませて、後は正式発表を待つばかりとされている。

 クルーゼがボルフスブルクに移籍すれば、ボルシアMGには約1200万ユーロ(約16億円)の移籍金が入ることになる。また3月の定例会ではシッパースCEOが2014年度に約1300万ユーロ(約17億円)の利益を計上したことを発表している。

 この資金を元にして、4月半ばに来季の補強リストの上位に上がっていると報じられたマインツ所属の岡崎慎司の獲得にボルシアMGが本格的に乗り出すことは、考えられるところである。

 ドイツ代表クルーゼは、前線に陣取るMFといった色合いが強く、中盤に下がって起点となりながら、エリア内外を広範囲に動いて得点にも絡んでいくCFだ。こういった特殊な仕事をこなせるFWの後釜として、プレースタイルを含めて岡崎はすんなり当てはまる。

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