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連載コラム 10年前

元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 第6回 選手時代の比ではないプレッシャーを感じる日々

シリーズ:元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 text by 西村卓朗 photo by VONDS市原

5月~6月 Club Manegement

 前回の連載でも記したとおり、いくつかのことを同時に行っていくというスタイルは続いていた。

 その中でも特に力を入れ始めたのが営業で、VONDSの事を熱心に応援してくれる人なども少しずつではあるが増え始め、スタジアムに足を運んでくれる方だけでなく、営業先を紹介して頂いたり、一緒に回ってくれたりととてもありがたい状況であった。

 その時に感じたことは、自分自身がその中枢にいることも大いに影響しているが、チームが勝っている時は非常に営業がしやすいということだ。相手には、その時の自分の状況が伝わるものなのだとつくづく思った。

 そのクラブに共感、理解をしてもらい、クラブの魅力を売っていく。そこにはしっかりとした自分の信念とクラブの理念がなくてはならず、それを自信を持って伝えていく。

 しかしながら目先の結果が悪い時は、そのメンタル状態が連勝している時とはやはり違うものである。「勝つ事」、それはサッカークラブにとって多くのことに影響をおよぼすものだと今の立場になって身に沁みて感じる。

 またVONDSではバックアップをしてくださっているいくつかの企業があり、そこでは選手が社員という形で雇用して頂いている。

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