元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 第6回 選手時代の比ではないプレッシャーを感じる日々

サッカー批評誌上で2007年から5年間「哲学的思考のフットボーラー 西村卓朗を巡る物語」という連載を行っていた西村卓朗氏。現役引退後、VONDS市原の監督として新たな一歩を踏み出しました。

2013年11月28日(Thu)11時13分配信

シリーズ:元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦
text by 西村卓朗 photo VONDS市原
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5月19日 On the pitch 第7節 東京海上日動戦

 5月19日、関東リーグ2部、第7節東京海上日動戦(アウェイ)。

元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 第6回 選手時代の比ではないプレッシャーを感じる日々
【写真:©VONDS市原】

 6試合を終え5勝1敗という成績は悪くないものだった。楽な試合はひとつもなかったが、逆にそれが少し自分を安心させていた。

 東京海上日動との試合は1試合だけスカウティングをし、傾向はだいたいは掴めていた。繋いでくるというよりはロングボールを使い、そのこぼれ球を拾いにくるサッカーという印象を受けていた。

 関東サッカーリーグ(KSL)2部には10チームあり、様々なタイプのチームが混在している。

 このようなタイプのチームとの対戦は初めてだったが、実際に戦ってみて、自分の選手経験の中でも、ここまで「蹴る」「拾う」という戦い方に徹してくるチームは初めてだったように思う。

 開始早々にCKから自分達のミスで得点を許し、その後すぐに追いつくもののまたもカウンターから失点。後半残り10分の時点で再度追いつく展開となった。

 試合が始まるまでにすでに2つのミスを犯していた。

 まずは事前のスカウティング。「蹴る」「拾う」ということに関してもっと正確に想定できていれば、試合の入り方は変えることができた。

 もうひとつは選手起用。その前の週から調子があまり良くないとわかっていながらも、勝っているという理由だけで起用を安易に決めていたこと。

 勝っている時は変えないというセオリーもある一方で自分が重視していたのは、そのプロセス。つまりは日々の練習ということになる。やはりそこに疑問を感じていたなら、その感覚を重視すべきだった。

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