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連載コラム 10年前

元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 第6回 選手時代の比ではないプレッシャーを感じる日々

シリーズ:元Jリーガー・西村卓朗の新たな挑戦 text by 西村卓朗 photo by VONDS市原

結果が出ていないということは…

 結果的に選手起用でも東京海上の反省点を生かせなかった。我慢して使うのも一つの決断なら、しっかり見切りをつけるのも一つの決断。結果が出ないということは間違った判断をしていたということ。

 後半は少し流れは変わったが、結局は1-2で初めての連敗。2週間前と今とではこの短い期間の中で全く違う状況になってしまった。この時点で初めて順位も3位となる。昇格圏は2位以内。

 今までにないプレッシャーを感じる日々となった。これは選手生活を終え、監督になってみて思うのは、感じるプレッシャーの質、量、厚みというものは選手時代の比でないということだ。

 まだ慣れていないということを差し引いても、管理側になってからの敗戦というものは非常に重くのしかかる。今までの監督、GMの苦労や苦悩がほんの少しだけわかった気がした。

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