2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って:第3回 高野光司(前・FC町田ゼルビア)

眩い光を放った東京ヴェルディユースの92年組。プロに進んだ者もいれば、大学に進んだ者もいる。彼らの足跡を追う。

2014年01月11日(Sat)14時51分配信

シリーズ:2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って
text by 海江田哲朗 photo Tetsuro Kaieda
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町田にレンタル、出場は8試合

 FC町田ゼルビアが練習拠点を置く小野路グラウンドは、町田市の北のはずれ、多摩市や川崎市との境にある。12月5日、僕は初めてここを訪れた。最寄りのバス停を降り、地図を確認すると、目指すグラウンドは坂の上にあるらしい。空は快晴。やわらかな光が燦々と降り注ぐ。小春日和ってやつだ。

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高野光司【写真:海江田哲朗】

 今回の一連の取材は天候に恵まれている。写真の腕がヘボだから、陽光のアシストを受けられるのは助かる。いい気分で坂を上っていると、ボールを蹴る音、選手たちの声がだんだん聞こえてくる。高野光司はここでどんな1年を過ごしたのだろう。思いをめぐらせながら歩みを進める。

 練習後、高野に話を聞かせてもらった。場所は、グラウンドの隅っこに置かれている、キャンプ場にあるような木造りのベンチとテーブル。好天におあつらえ向きである。

「今年は一番いい年になったと思います。自分の良さみたいなものが徐々に出せるようになってきた。周りからはまだ遠慮していると言われるんですが、みんなフレンドリーな姿勢で接してくれるおかげで、思いっきりプレーできた」

 これまでの足跡をざっと振り返る。2011年、東京ヴェルディユースからトップに昇格。ルーキーイヤーは右足の中足骨を骨折し、ほぼ1年を棒に振った。2012年、ギラヴァンツ北九州にレンタル移籍し、2試合に出場。2013年、町田にレンタル移籍。8試合に出場した。

 ポジションは、センターバック、ボランチ、サイドバックをこなし、身体能力の高さとボール奪取力が特長だ。相手との間合いをギュンと詰め、まんまとボールを取る姿が印象に濃い。

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