「モイーズは厳しい時期を過ごしている」
ユナイテッドはボール支配率62%、シュート数19対13、パス数441対268と、主要スタッツにおいてストークを上回っていたが、好機を決めきれなかった代償は大きくついた。
一方、スカイスポーツのドワイト・ヨーク解説者(元マンチェスター・ユナイテッドFW/トリニダードトバゴ代表)は、モイーズ監督が試合後に吐露した「勝つために何をしなければならないのか分からない。きわめて不運だった」というコメントに同情的な意見を述べた。
「今季、ファン・ペルシーとルーニーがともにプレーして初めて負けた。カーディフ戦に勝って自信をつけていたし、今回も試合内容で悪かった訳ではなかっただけに敗北には驚いている。
守備的に悪かった訳でもないし、先制点は運悪く方向が変わって入り、2点目もシュートの当たりが良すぎた。モイーズは厳しい時期を過ごしているし、4位のリバプールとの差も大きい。その差を縮めるのは難題だが、希望を持って選手たちの自信を回復させ、4位を狙うしかない」
ユナイテッドの次なる試合は、9日にホームで行う格下フラム戦。その3日後には敵地でアーセナルとの大一番が控えるため、過密日程でチームをローテーションさせる可能性もある。今回ベンチ外だった香川にも出場機会が巡ってくることに期待したい。
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