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泥沼の8敗目、プレミア以降最低成績のマンU。現地識者も「脆い」「4位厳しい」とCL出場権獲得を絶望視

1日、ストークと対戦したマンチェスター・ユナイテッドだったが1-2で敗れた。不運もあったが現地識者はCL圏内である4位以内でのフィニッシュを絶望視している。香川真司はベンチ外となり、新加入のマタが先発するも、状況は変わっていない。泥沼の8敗目だ。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ファン・ペルシー、ルーニー、マタの同時起用も実らず

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香川は今季6度目のベンチ外【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 マンチェスター・ユナイテッドは1日、プレミアリーグ第24節でストークと敵地で対戦し、1-2で敗れた。香川は今季6度目のベンチ外となった。

 香川は安定した出場機会を得るために1月の移籍市場で他クラブへの移籍も噂されたが、移籍期限日の31日、代理人のトマス・クロート氏が今季終了までの残留を表明。その翌日にベンチ外となる屈辱を味わった。体調不良以外の理由で戦力外となったのは開幕直後のリバプール戦以来、今季2度目。リーグ戦では3戦連続出番なしとなった。

 前節に続き同試合で4-2-3-1の布陣で臨んだユナイテッドは、デイビッド・モイーズ監督が「3人を同時起用したい」と明言していた通り、オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーをワントップ、イングランド代表FWウェイン・ルーニーをトップ下、スペイン代表MFファン・マタを右MFに置いて同時先発させた。左MFには前回ゴールを決めたイングランド代表MFアシュリー・ヤングが入った。

 ユナイテッドは今季を象徴するかのような不運に見舞われた。前半11分と45分にセンターバックのエバンスとジョーンズが立て続けに負傷退場。急遽、セントラルミッドフィルダーのキャリックがセンターバック、トップ下のルーニーがセントラルミットフィルダー(ボランチ)へとコンバートされた。

 さらにスタジアム内は試合序盤から強風に見舞われ、ストークのアダムが決めた2得点も風に乗って決まったゴールと評された。

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