日本代表“ベスト8”への道。対ギリシャ戦、強力守備崩すカギ握る本田と香川の連動

ブラジルW杯の2試合目で戦うギリシャの強みは鉄壁の守備。欧州予選はプレーオフも含め12試合で6失点、しかも流れから崩された失点は1つもなかった。日本代表の攻撃がギリシャの堅守を切り崩すカギは? 著書『日本代表ベスト8 ブラジルW杯・対戦国シミュレーション分析(サッカー小僧新書EX006)』(ガイドワークス)でブラジルW杯の対戦国を詳細に分析し、ザックジャパンの戦い方を展望した河治良幸氏が解説する。

2014年03月21日(Fri)14時55分配信

text by 河治良幸 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography , Getty Images
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得点のカギを握る本田×ツィオリス

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ギリシャの守備を支える、アレクサンドロス・ツィオリス【写真:Getty Images】

 守備時は[4-5-1]になるギリシャを崩すために、日本はバリエーションのある攻撃を繰り出すはずだが、カギになるのはトップ下に構える本田圭佑の動き。強固なギリシャの守備を支えているのがツィオリスだ。

 現在のギリシャはレーハーゲル時代の様な徹底したマンツーマンは用いていないが、ブロック内に相手選手が入ってくると誰かが厳しく付き、周囲の選手がスペースを埋める守備戦術を用いている。その中で中盤のバランスを取るのがツィオリスだが、彼が構えるエリアに相手選手が侵入してくれば、他の選手と同様にタイトなマークに付いてくる。

 本田はツィオリスとちょうどマッチアップする位置関係になる。この189cmの体格を誇り、瞬発力にも優れるこの猛者を一発で振り切ることは難しいが、本田ならば強靭なボディバランスと幅のあるスクリーンでボールをキープすることは可能だ。

 逆にツィオリスがボール際で激しく来すぎる習性を逆手に利用したい。少しズレながらショートパスを受け、うまくボールをキープすればタイトに食い付くツィオリスの横に若干のスペースが生じる。

 そこに左から香川が斜めに入り込み、大迫がセンターバックの1人を引き付ければ、香川は1対1で勝負しながらシュートや、右から飛び出してきた岡崎へのラストパスに持ち込むことができるだろう。

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