フランス国内は大盛り上がり。いいね！　の人口比がベスト8中最多

　顔面トリコロール、金髪マリリン風、バットマン…などなど、毎回、奇抜な仮装で現地からプレマッチレポートをしているパリジャン紙のドミニク・セベラック記者も（さすがに今回は素顔だった。ブラジル美女の隣で鼻の下は伸びていたが…）

「これが21世紀最初のW杯でのドイツ戦。ここで過去の記憶を抹殺して、歴史が塗り替えられるかもしれない。とにかく夢を見よう！」と、“夢”という言葉を使っているところで、『勝利』は基本路線ではなく大金星である、という気持ちを漂わせている。

（それにしても、南アフリカ大会の悪夢を消し去った後は、1982年大会のトラウマ克服…と、今回のレ・ブルーの課題は多い…）

　準々決勝進出後は、パリの市庁舎前広場だけでなく、リヨン、ナントなど地方都市にもジャイアントスクリーンが続々と設置され、応援ムードもますます高まってきた。

　レキップ紙が『フランスはドイツより上！』という記事を出したので何かと思えば、ベスト8進出したチームの中で、フェイスブックの各国代表チーム公式ページのファン数（いいね！）の人口比が一番多いのがフランス、つまりはドイツよりも上（といっても、わずか0.05％だが…）なのだそうだ。

　ちなみに順位は…

1位　フランス　人口比3.75％（244万7000人）
2位　ドイツ　3.70％（302万4000人）
3位　コロンビア　3.15％（148万4000人）
4位　ベルギー　2.70％（32万1300人）
5位　ブラジル　2.48％（524万2000人）
6位　アルゼンチン　2.31％（95万5400人）
7位　コスタリカ　1.88％（8万6560人）
8位　オランダ　1.53％（26万2000人）

　もはや、盛り上げる材料があれば何でもやってやれ、という感じだ。