調整も順調。ベストメンバーで宿敵ドイツ戦へ

　前回のエクアドル戦では、試合前日にマラカナンでの調整は叶わなかったが、今回は現地で感触を確かめることができた。芝の状態はまずまず、とのことだが、「現場でやれたことがよかった」とデシャン監督の表情も充実している。

　ちなみに、グループリーグでは3戦とも16時以降の試合ばかりだったが、前回のナイジェリア戦で13時キックオフの試合を経験できたことも、調整の面で役立った。

　エクアドル戦で腿を傷めてナイジェリア戦は欠場したCBサコは戦列に復帰できる見込みで、その試合後に大腰筋の痛みを訴えていたドビュッシーもおそらく先発できる様子だ。

　過去の大会を引き合いにリベンジを煽るメディア、自分たちの結果を出すことに集中している若いジェネレーションの選手たち。そして、お祭り騒ぎとなってきた国民たち。

　三者三様の思惑のもと、フランス代表は今夜、宿敵ドイツに挑む。

【了】

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