【数字で振り返るW杯】運動量と技術を兼ね備えた“ハイブリッド”な選手はボスニア代表ベシッチ。ドイツを追われた若手が大舞台で花開く

現代のサッカーで選手に求められる運動量と技術。この両方を兼ね備える選手は誰なのだろうか? ブラジルW杯のデータを基に算出したランキングを見ると、新たな才能が発掘された。

2014年07月17日(木)10時55分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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技術を兼ね備えた“ハイブリッド”な選手とは?

 かつてのサッカー界では、運動量と技術は相反するものと位置づけられていた。

【数字で振り返るW杯】運動量と技術を兼ね備えた“ハイブリッド”な選手はボスニア代表ベシッチ。ドイツを追われた若手が大舞台で花開く
フランス母国の監督として臨んだディディエ・デシャンは“マラソンマン”という愛称を付けられるほど運動量を持つ【写真:Getty Images】

 90年代にフランス代表の主将を務めて代表、クラブで数々のタイトルを獲得し、今大会には母国の監督として臨んだディディエ・デシャンは“マラソンマン”という愛称を付けられるほどの運動量を持ってチームを鼓舞し続けた。

 しかし、その一方で「リフティングが出来ない」と言われるように決して技術に優れた選手では無かった。

 かつて“稀代のファンタジスタ”と呼ばれたアルバロ・レコバは、左足から繰り出される想像性溢れるパスでミラノの街を湧かせたが、その一方で「夢遊病者」と揶揄されるほど運動量を欠き、批判の対象となることも少なくなかった。

 もちろん、現代でもリオネル・メッシのように試合の大半を歩いていながらゴールデンボールに選出されるような選手もいるが、それはメッシだから許されること。世界で戦える選手になりたければ、運動量と技術を兼ね備えていなければならない時代になった。

 では、今回もFIFA公式サイトが掲載しているデータを基に1試合の平均数値を算出した。平均パス成功本数、平均走行距離から運動量と技術を兼ね備えた“ハイブリッド”な選手を探っていこうと思う。(対象選手は出場時間が3試合分の270分を超えた選手)

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