フットボールチャンネル

ブンデス勢は好位置も、プレミア勢は厳しい立場。本田&長友は名門再建のカギを握る存在に。海外組の現在地をチェック

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

未開の地スペインに挑むハーフナー。開幕からマドリー戦

 そして、日本人選手が最も活躍出来ないとされるスペインだが、今シーズンはコルドバにハーフナー・マイクが加入した。

 コルドバは、昨シーズン2部で7位ながら、バルセロナBに代わって繰り上げで6位までに与えられるプレーオフ出場権を獲得。そのプレーオフを制して42年ぶりの1部昇格を果たしたクラブだ。

 それだけに、選手の質は2部中位クラス。もちろん、補強も行ったが資金の豊富なクラブではない。ハーフナーも確実に戦力として計算されているだけに、地元の期待も高く、出場機会は多いはず。

 今週末には、いよいよ開幕を迎えるが、その相手はトニ・クロースとハメス・ロドリゲスを加えたレアル・マドリー。そして、その舞台はサンティアゴ・ベルナベウ。早くも今シーズンのハイライトとも言える試合を行うが、記録的大敗を喫する可能性も秘めている。

 しかし、そんな試合で得点を挙げようものなら、スペインどころか世界中にハーフナーの名前が轟くことになるだろう。是非とも気後れすることなく“銀河系軍団”に立ち向かって欲しい。

 その他のリーグでは、スタンダール・リエージュに川島永嗣と小野裕二、バーゼルに柿谷曜一朗、ヤング・ボーイズに久保裕也、スポルティング・リスボンに田中順也が在籍。

 川島と久保は絶対的な地位を築いており、久保は負傷からの復帰を目指している最中。柿谷は定位置獲得のためにポジション争いを繰り広げ、小野と田中は出場機会を狙う立場にある。

【了】

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top