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未曾有の土砂災害にサッカー界は早くも支援を開始。石橋竜史市議に聞く、広島市の現状と今後求められること

text by 澤山大輔 photo by Daisuke Sawayama

「可能な範囲で広島市に目を向け、心を注いでいただけることが切なる願い」

「ただ前後して申し訳ありませんが、今後、ご協力をいただけるであろう各方面の方々、サッカーのサポーターの方々もそうですが、実際にそこへ人的支援が集まっても、エリアのキャパシティ、スペースは限られているので、人々の量と比例して復旧が簡単に進むわけではありません。ですから、皆さんが各々の生活の中で、課せられた自分のポジション・役割の中で、これまでと同様に社会をまわしていただくことが最優先かと存じます。
 
 もちろん現地に足を運びたい、いろいろな協力をしたい、こういう技術を現地で活かしたいというお申し出はたくさん頂戴しておりますし、そこへの実現は果たしていきたい。

 また、微力ながら現地からも『現在は、こういった状態で、こうしたニーズが発生しています』と情報発信をさせていただきますので、そういう声に呼応していただきながらも、甚だ恐縮ではありますが、まずは各々の生活を通じて、全ての基盤となる社会をキチンとまわしていただき、そうした日々の暮らしの節目にでも、可能な範囲で広島市に目を向け、心を注いでいただけることが切なる願いです」

 以上で、石橋氏のインタビューは終了となる。ただ、最後にどうしてもこの記事を転載したいと考え、今回無理をお願いし、石橋氏の8月25日更新のブログ記事「従事 させて 頂く」を全文転載させていただく。
 
 現地に早期に入り、実際の目で見た人間にしか書けない記事となっている。改めて石橋氏の行動力に敬意を表するとともに、とかく騒がれがちな市議会議員においてもこうした気骨ある本物の人間がいること、広島の災害復興に携わっているのはこうした方であることを改めて知っていただきたい。(全文は次ページより)

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