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シャルケとのルールダービー、ドルトムントは1-2で敗戦

text by 編集部 photo by Getty Images

香川は後半途中から出場

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香川真司は途中出場となった【写真:Getty Images】

 ドイツ・ブンデスリーガの14-15シーズン第6節が行われ、日本代表MF香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、同じく日本代表DF内田篤人のシャルケとアウェイで対戦。香川と丸岡満はベンチスタート、内田は右SBでスタメン出場となった。

 5試合で9失点を喫しているドルトムントは、フンメルスがスタメンに復帰。

 インモービレとアドリアン・ラモスの2トップで臨んだドルトムントだが、相手に襲いかかるようなプレスが見られない。

 すると10分、シャルケが先制点を挙げる。左からのCKをマティプがフリーでジャンプすると、ヘディングシュートを叩き込む。立ち上がりから攻撃の形を作っていたホームチームがリードを奪った。

 ラインを押し上げられないドルトムントは2トップにボールを当てるも、フォローが少なく攻撃に繋げることができない。

 それでも15分、フンメルスのフィードをインモービレが落とすと、走り込んだグロスクロイツが狙う。これは枠を外れたが、フンメルスの高いキック精度は攻撃の第一手となっている。

 23分、シャルケがCKの流れから再び中へ送ると、最後はチュポ=モティングが左足で押し込み2-0とした。

 ドルトムントは26分、右サイドを突破したアドリアン・ラモスが折り返すと、左から走り込んだオバメヤンが決めて1点を返す。
 
 1-2とリードを許しているドルトムントは57分、インモービレに代えて香川真司を投入。アドリアン・ラモスの1トップ、香川はトップ下に入った。

 香川は中盤まで下がってボールを受けることで起点となろうとする。

 後半は互いにゴール前まで攻め込むも、最後の精度を欠いてスコアは動かない。香川も投入直後はアクセントになりそうな気配があったが、時間の経過と共に存在感が希薄になっていった。

 それでも85分、中央で受けた香川がドリブルで前進すると浮き球のラストパスを供給。しかしアドリアン・ラモスのコントロールが長くなり、シュートは打てず。

 結局後半はスコアが動かず、シャルケがルールダービーを勝利で飾った。

 シャルケの内田は、対面する快速オバメヤンに対して粘り強い守備を見せて勝利に貢献した。

【了】

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