個々が連動。「完璧な瞬間」に辿り着く
ビルト日曜版にフランクフルト戦での3ゴールについてミュラーは次のように語っている。
「喜びはクリスマスまでは持続しないだろう。しかしゴールの瞬間はとても美しい」
ミュラーの口にする「瞬間」がペップ・バイエルンのキーワードの1つなのではないだろうか。個々の瞬間で、個々の選手が全く悪いボールが無いようにプレーする。
瞬間に対して個々が連動して、ゴールという「完璧な瞬間」に辿り着く。それは「システム」や「個の力」といった考え方とは、また違うところにある。だからノイアーは果敢にペナルティエリアを飛び出すのだ。
キッカー紙の記事の最後にミュラーはこうコメントを残した。
「僕たちがピッチの上に、ハードワークと堅実、責務を持ち込んだら、世界中のどの相手にとっても難しい存在となるだろう」
フランクフルト戦のハットトリックの「喜びはクリスマスまでは持続しない」とミュラーは語ったが、ペップ・バイエルンがブンデスリーガの前半戦の王者となることは、間違いなさそうだ。
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