安定性を欠く4-4-2。最下位パルマとほぼ互角
アジアカップを終えた本田圭佑が先発復帰したミラン。フィリッポ・インザーギ監督が示唆していたように、この試合は4-4-2のフォーメーションでスタートした。
GK:ディエゴ・ロペス
CB:アレックス、アディル・ラミ
SB:クリスティアン・ザッカルド、サルヴァトーレ・ボッケッティ
MF:アンドレア・ポーリ、マルコ・ファン・ヒンケル
WG:本田圭佑、アレッシオ・チェルチ
FW:マッティア・デストロ
本田が復帰したものの、メクセスやデ・ヨング、モントリーボ、エル・シャーラウィ、アバーテら本来主力として出場すべき選手を多く欠いた状況だけに、インザーギ監督も頭を抱えたことだろう。
それでも相手は最下位のパルマ。ホームのサポーターの前で勝ち点3を手にすることは絶対といえる一戦となった。
しかし、前半は17分にメネズのPKで1点を先制したものの、24分にノチェリーノのゴールで同点。試合展開も完全に手詰まりといった様子だった。
前半45分のスタッツを見ると、ポゼッションはミランの53.1%に対してパルマは46.9%。ややミランが上回ったものの、シュート数は7本対7本、枠内シュート数も3本対3本、さらにはチャンスメイク数も4回対4回とほぼ互角の内容となっていた。
何より、ポーリとファン・ヒンケルの中盤は安定性を欠き、年明け以降3連敗中のパルマに崩される場面もあった。
あるいは、デ・ヨングとモントリーボのコンビであれば安定するかもしれない。それでも、まずCBがどの組み合わせでも不安定なだけに、やはりアンカーは必要だという印象だった。