【西部の目】ハリルJ、4-4-2は有効だったか? 新布陣に新起用、ハーフナー投入…。テストを読む

2016年03月25日(Fri)10時34分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Dan Orlowitz , Getty Images
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パス技術の高さは相変わらず生産性に結びつかず

ハーフナー・マイク【写真:ダン・オロウィッツ】
ハーフナー・マイクが登場【写真:ダン・オロウィッツ】

 4-4-2はフォーメーションのテストというより、選手起用のテストの意味合いが強かったと思う。岡崎慎司、金崎夢生の2トップのコンビネーションはどうか、柏木をいつもより1つ前で、原口を1つ中で使ってみてどうか。2トップと清武の絡み…。柏木と清武はいいコンビネーションで後半にギアを上げる原動力になった。清武と2トップの関係も良かった。1点目は清武から岡崎、2点目は金崎から清武だった。

 3-0以後は、左サイドでワンタッチのシュートパスを連続させる日本らしい攻撃が出てきた。ただし、この短い距離でのコンビネーションがシュートへ収斂しないのも日本らしさである。相変わらず、パスワークの高い技術を生産性と結びつけられない。ザッケローニ時代からの、パスを回すには最適だがゴールへたどり着くには近すぎる距離感である。

 このタイミングでハーフナー・マイクが登場した。マイクを起用するならハイクロスを使わなければ意味がない。残り15分、マイクには4回ハイクロスが供給され、そのうち1つが5点目につながっている。ただ、マイクを使ってのハイクロス攻撃もオプションとみるべきだろう。クロスの供給源もほとんど清武だけだった。

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