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NMB48磯佳奈江さん、アイドル界有数の元サッカー部員が語る、女子プレーヤーの苦闘【INTERVIEW】

シリーズ:FChan TV text by 浜川絵理 photo by Asuka Kudo / Football Channel , Getty Images

観るのも好きだけど、プレーするのが一番楽しい

京川舞
小学生時代にチームメイトだったINAC神戸の京川舞【写真:Getty Images】

―――小学生時代の印象的な出来事はありますか?

 全国8位になれたことはすごく大きかったですね。小学5年生の時に全国大会に初めて行って、16位で。6年生の時にも全国大会に行って、8位になりました。その時からすでに右サイドバックでした。私、国立競技場で試合したことあるんです! 全国大会ではなくて何の大会かは覚えてないですけど、小学生の時に国立競技場でプレーしました。私の好きな鹿島のカシマスタジアムの中には、入ったことはありますけど、試合はしたことはないですね。

―――その時のチームメイトに、すごい方がいたんですよね!

 INAC神戸の京川舞選手がいました。やっぱり小さい頃から上手かったですね。今でも仲良くて、コンサートを見に来てくれるんですよ。だから、初めて私をコンサート見たときは衝撃が大きかったって言ってました(笑)。サッカーをやっていた私が、アイドルになっていたから。茨城出身だけど今はお互い関西に住んでいるので、前より会える機会が増えてご飯とかも食べに行くくらい仲が良いです。

―――サッカーの練習が嫌だと思ったことはありましたか?

 ありました! 走り込みとか! やっぱり男の子と同じメニューなので、中学生の時が辛かったです。走り込みも、「ここからここまで何分で帰ってこい」というのがあって。女の子も一緒なんですけど、絶対女の子が足引っ張るから、それで一本増やされたりするんです。しかも、それを練習の一番最後にするんですよ。練習してから何本か走ったり。これはめっちゃきつかったです。小学生の時も走り込みはきつかったけど、中学生の時の方が、男の子と同じメニューで筋トレもしていたし、辛かったかな。

―――それだけ辛くても、サッカーを続けた理由は何だったんですか?

 やっぱりサッカーをするのが好きだから! 今も、観るのも好きですけど、観るよりは自分がやることが一番楽しい。家族も日本代表戦がある時は、絶対にみんなで観て、ピザとかとってパーティーみたいな(笑)。そんな家族なので、昔からサッカーが好きですね。

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