浦和が手にした年間1位という「価値のあるタイトル」。失速への悔しさ。10年ぶりの“真の王者”へ

浦和レッズは2ndステージ最終節で横浜FMと引き分け、年間1位の座を掴み取った。チームは年間1位を目標にシーズンを戦い続け、興梠慎三も「価値のあるタイトル」だと語っている。浦和が次に目指す目標は10年ぶりのリーグ優勝である。“真の王者”へ、イレブンに慢心はない。(取材・文:今関飛駒)

2016年11月04日(Fri)11時10分配信

text by 今関飛駒 photo Getty Images
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年間1位を「タイトル」と語った興梠慎三

興梠
興梠慎三は年間1位を獲得したことを「タイトル」と語った【写真:Getty Images】

「この年間1位っていうのは一番価値のある“タイトル”なんじゃないかなって思います」

 浦和レッズの興梠慎三は、年間最多勝ち点を獲得したことを“タイトル”であると振り返った。

 2ndステージ最終節で、浦和は横浜F・マリノスと引き分けて年間1位の座を掴み取った。34試合で積み上げた勝ち点は「74」。2006年に浦和が唯一優勝したシーズンを超える、クラブ記録でもある。総合優勝に向けて、残す戦いはチャンピオンシップ(CS)のみとなった。

 もちろん、運もあった。勝ち点差1で追っていた川崎フロンターレが前半に2-0でガンバ大阪にリードしていたが、後半に3失点を喫してまさかの逆転負け。1-1で引き分けた浦和は川崎が勝利していれば順位を入れ替わられていたが、最終節にホームで敗戦しなかった唯一のチームがその座を守り切った。

「CSっていうのはその時期に調子が良いチームが勝つのかなっていう気もするし、少し運の部分もあると思うので、やっぱり1年間を通して悪い時期を乗り越えて1位を獲るっていうのが真のチャンピオンなのかなと自分的には思う」

 鹿島アントラーズ時代にリーグ3連覇を経験した興梠にとって、CSを制覇するよりも年間1位の方が価値のある功績なのである。

「年間勝点1位は覚悟と情熱で掴み獲ろう」
「覚悟と情熱で掴んだ年間勝点は真の王者の証」

 2ステージ制に強い反発を示し続け、そう横断幕に掲げた浦和サポーターに呼応するように、選手たちも年間1位を目指して今シーズンを戦っていた。

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