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日本代表 7年前

【識者の眼】ハリルJ、5人の「新戦力」。召集の意図は? “秘密兵器”ブルガリアの加藤にかかる期待

シリーズ:編集部フォーカス text by 河治良幸 photo by Getty Images

28歳での初選出。豊富な運動量が武器のサイドプレーヤー

浦和レッズのDF宇賀神友弥
浦和レッズのDF宇賀神友弥【写真:Getty Images】

DF:宇賀神友弥(浦和レッズ)

 28歳で初選出というのは浦和レッズのレギュラーに定着してきた実績からすると意外だが、「長い間ずっと追跡していた選手(宇賀神)だ。彼の監督(ミハイロ・ペトロヴィッチ)とも話をした」とハリルホジッチ監督は語る。実際に予選の予備登録メンバーにも常に入っており、良いパフォーマンスを続けている時期に招集することは想定されていたはずだ。

 豊富な運動量を武器とする宇賀神。浦和では[3-4-2-1]の左ウィングバックだが、もともとは左SBでプレーしている。所属チームでは逆サイドの選手が攻撃的なことが多く、3バックの槙野なども果敢に攻め上がるため、求められる上下動と守備のタスクはむしろ普通のSB以上だ。しかも、今季の浦和は高い位置からプレスをかける意識をチームとして強めており、代表監督の要求に合致する部分もある。

 左足のクロスはスペシャルではないが十分にアシストを狙えるレベルで、ここ最近はゴール前に走り込んでのシュートも目立つ。パフォーマンスには波があったが、ここのところは高い水準で安定しており、公式戦の前に親善試合を挟む今回は1つの好機だ。

 ただ、これまで何人かの選手がテストされて、なかなか指揮官の満足するレベルに達していないことで回ってきたチャンスでもある。ここから定着していくには、かなりの覚悟をもってアピールしていく必要があるだろう。

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