【識者の眼】ハリルJ、5人の「新戦力」。召集の意図は? “秘密兵器”ブルガリアの加藤にかかる期待

6月7日の親善試合シリア戦、そして6月13日のW杯アジア最終予選イラク戦に向けた日本代表メンバーが発表された。25人のリストはこれまでのものからかなりの変化が見られ、4人の選手が初召集となっている。2年ぶり代表復帰の選手も含め、彼ら「新戦力」はハリルジャパンに何をもたらすのだろうか。(文:河治良幸)

2017年05月26日(Fri)12時05分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 河治良幸 photo Getty Images
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絶好調レイソルを支える守護神

柏レイソルのGK中村航輔
柏レイソルのGK中村航輔【写真:Getty Images】

GK:中村航輔(柏レイソル)

 ハリルホジッチ監督は「若い選手を合宿に呼ぶ。ここ最近、素晴らしいクオリティーを見せてくれている。柏は2位につけているが、彼のプレーによるところも大きい」と招集理由を説明した。柏は12試合を終えた時点で2位につけるが、11という失点数以上に存在感が極まっており、チームを救うセーブも多い。

 リオ五輪のメンバーでもあった中村は昨年10月に行われたGK合宿に呼ばれ、その時はルグシッチGKコーチに基本的な動きから指導を受けた。特にDFラインの裏に抜け出す相手に対し、前にチャレンジして行くように指導されていた。「彼はまだ若く、伸びしろが大きいので」とGKコーチは語っており、今季の中村のパフォーマンスは当時からのさらなる成長を物語っている。

 そのGK合宿において「現代フットボールはまず190cmないといいキーパーとは言えない。強豪クラブも強豪国もそうなっています」とハリルホジッチ監督は語っていたが、現状の日本サッカーはそのサイズの選手自体が少ない。

 中村は体格の不利を補ってあまりある機動力とステップワークの正確性があり、バックパスを左右の足で受け、ただ蹴るだけでなく味方に通すキックも蹴れる。中村の成長と同時に、指揮官が西川周作と林彰洋について「彼らのパフォーマンスには満足していない」という評価であり、それならば若く成長力のある中村を優先したということもあるだろう。

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