【識者の眼】ハリルJ、5人の「新戦力」。召集の意図は? “秘密兵器”ブルガリアの加藤にかかる期待

2017年05月26日(Fri)12時05分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 河治良幸 photo Getty Images
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最大のサプライズ。ブルガリアからの秘密兵器

PFCペロエのMF加藤恒平
PFCペロエのMF加藤恒平【写真:Getty Images】

MF:加藤恒平(PFCペロエ/ブルガリア)

「皆さんあまり知らないであろう加藤という選手を呼ぶ。ほぼ1年かけて追跡している。ブルガリアのベロエというところでやった試合を4試合ほど現地で見ている。ビデオでも何試合か見ている。もう一度言うが、4回ほど現地に行って、ダイレクトに見ている」

 ハリルホジッチ監督がこう語った通り大きなサプライズであり、“5人の新戦力”を招集した今回の選考でもエポックメーキングとも言うべきものだ。実際に多くのスポーツ番組で驚きを持って報じられており、彼のここまでのキャリアやエピソードを今回はじめて知ったファンは多いだろう。

「よい選手、資格のある選手がいれば誰だって呼べるということだ」と強調する指揮官としてはある意味で全ての選手に対するメッセージも加藤の選出に込められているかもしれないが、もちろん戦力としての期待もある。

 中盤でボールを奪う能力に関してはイラク戦で特に求められるもので、その役割を担う今野泰幸が怪我から回復途上にあるため、主に守備的なタスクを担えるボランチを多めに選んだ事情もある。

 ハリルホジッチ監督は加藤の非凡なパスセンスにも言及しており、前目のポジションでのプレーにも可能性を見出している様だ。おそらくトップ下というよりは4?3?3を採用した場合のインサイドハーフで、ボールを奪ったところからの展開、あるいは前にボールを運んでチャンスの起点になるプレーなどがメインになる。

 ただ、今回は親善試合のシリア戦があり、欧州組の合宿からスタートするため多くの練習時間を取れる。そこで彼の資質を見極め、今後の招集や起用法を見極める機会になりそうだ。

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