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Jリーグ 7年前

【英国人の視点】急上昇のマリノス、戦いの中で身につけた自信。外国人助っ人たちが肌で感じたポテンシャル

柏レイソルが9試合無敗で首位に立ちJ1を席巻する裏で、横浜F・マリノスも破竹の勢いで勝ち点を積み重ねていた。現在3連勝中、5試合無敗を継続して暫定ながら5位まで順位を上げている。シーズン序盤は勝ち切れない試合も多かったが、チームをけん引する外国人助っ人たちはチームのポテンシャルを信じ、ポジティブな兆候を感じとっていた。(取材・文:ショーン・キャロル)

text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

マリノス、5試合無敗で5位浮上

マリノス
マリノスの外国人助っ人たち、バブンスキー、マルティノス、デゲネク(左から)はチームのポテンシャルを信じていた【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノスは現在のJ1で好調な戦いを見せているチームであり、5試合連続無敗で日曜日(25日)のヴィッセル神戸戦に臨む。5試合中4試合で白星を挙げており、現在3連勝中だ。

 この結果により、9試合無敗で首位に立つ柏レイソルと勝ち点5差での5位まで浮上している。2位のセレッソ大阪(同じく5試合無敗)とはわずか勝ち点3差だ。

 先週末の試合は終盤のゴールによりFC東京に1-0で勝利。その前の試合でも川崎フロンターレから見事に勝ち点3をもぎ取った。川崎Fもまた、これから再び首位争いに挑戦してくることが期待されるチームのひとつだ。

 マリノスのマルティノスは「1-0でも構わない。今の僕らはたくさん学ぶことができていると思う」と、天野純が88分に決めた1点により勝利を収めた味の素スタジアムでの試合後に語った。だがキュラソー島出身のMFは、数試合程度の成功に満足すべきではないこと、ハイレベルなパフォーマンスの維持が必要であることを理解している。

「もっとコンスタントに結果を出していくべきだし、それ以上にプレー内容を安定させなければ」とマルティノスは言葉に力を込め、「こういうふうに下がって、それからまたこうなるのではダメなんだ」と、ジェットコースターのように上下する曲線を手で描きながら語った。

「あまり良いプレーができないなら(10点中)6点くらいのプレーをして、そこからもっと良くすればいい。そういうことをもっとやっていく必要がある」

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