【倉敷&玉乃の眼】バルサ、サイクルの終焉。顕著だったMSN依存【16/17シーズン総括】

2017年07月14日(Fri)10時20分配信

シリーズ:16/17欧州主要クラブシーズン査定
text by 編集部 photo Getty Images, Natsuki Nakazawa
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MVPはやはりあの選手。可変システム採用の理由は?

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メッシの存在感は相変わらず。前線のMSNに続く「4人目」をどうするかはバルサの課題だ【写真:Getty Images, 中澤捺生/ジュニアサッカーを応援しよう!編集部】

ーー昨季のバルサはこれまで通りの4-3-3と、4バックと3バックを状況に応じて使い分ける可変システムを併用していました。この戦い方について、お2人はどのようにお考えですか?

倉敷 3バックをやったのはサイドバックがいないからだと思うんですよね。

玉乃 ダニエウ・アウベスがいないということに尽きると思います。純粋なサイドバックがいなかった。

倉敷 一応、アヤックスを原点としたバルサの歴史の中に3バックはあるんですけど、効果的だとは思わないですね。あれをやるんだったら強烈なエストレーモがいなければいけないと思います。攻撃から守備への切り替えの場面で帰陣するスピードが要求されますけど、昨季のバルサはセンターバックにも不安を抱えていました。

 GKのマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンは終盤戦にかけて良くなったとはいえ、クラウディオ・ブラーボ(現マンチェスター・シティ)の方が良かったんじゃないかと言われるくらい最終ラインは安定感がなかった。ピケもフル出場できたわけではなかったし、(ジェレミー・)マテューに至ってはかなり批判されていました。ウンティティに関してもルイス・エンリケは完全な信頼を置いていたわけではなくて、なぜ使わないのか疑問が残る試合もいくつかありました。

 コンディションの問題や、ウンティティ自身の怪我もありましたが。結果的に最終ラインの不安がシステム変更を余儀なくした。そして中盤の能力が落ちるので、そこでのボール支配率を高くしたくて中盤の人数を増やしたということもあるんでしょう。付け焼刃な感じだったと思います。

ーーここまで厳しいご意見が多かったですが、今年のバルサのMVPを挙げるとしたら誰になるでしょうか。

倉敷 メッシになっちゃいますかね。昨季だけの成果ではないですが、500ゴールはすごいですよ。そしてやっぱりサンティアゴ・ベルナベウでのメッシはすごい。「あ、この人ひとりでできちゃうんだ」って思って。4月のクラシコでのゴールの場面、「マルセロお前が潰せ」みたいになりましたけど、あれは潰しちゃだめですよ。マルセロは美学というものがよく分かっている。偉い、マルセロさすがだなと。「美しいものを見たい」という、彼とはどこか心が通じる感じがしました。あの劇的な1点はすごかったですね。

玉乃 メッシ、すごすぎじゃないですか? ヒゲだけは剃ってほしいですけどね。金髪とヒゲはやめてほしい人がたくさんいるんじゃないですか。何か意味があるんですよね?

倉敷 あれはコパ・アメリカでアルゼンチンが勝てないので、何かを変えなければいけないということで金髪にしたみたいですよ。勝てなかったのにそのまま金髪で帰ってきて、バルサに何を持ってくるんだという話になるわけですけども(笑)

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