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ハリル、金崎夢生を再招集。不適切な振る舞いは「もう過去のことであり私も忘れています」

text by 編集部 photo by Getty Images

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約1年半ぶりに代表復帰を果たしたFW金崎夢生【写真:Getty Images】

 29日、日本サッカー協会(JFA)は、12月9日開催のE-1サッカー選手権に向けた日本代表メンバーを発表した。

 国内組のみで構成された今回のメンバーには、現在J1リーグで首位を走る鹿島アントラーズから6人が選出。中でも、昨年6月以降代表から遠ざかっていたFW金崎夢生の約1年半ぶりの復帰が注目される。

 今季リーグで12得点をマークしている金崎に、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「フィニッシュのところのクオリティを上げてもらいたい」と要求はしたものの、鹿島で好調維持するストライカーの奮起に大いに期待している。

「鹿島の他の選手も含め、良い戦いを見せ優勝に迫っています。前線でたくさん動く選手です。また、他の選手と比較すると珍しくパワーがありアグレッシブにプレーする選手です。代表では中央でプレーすることを求めています。彼の場合はフィニッシュのところのクオリティをさらに上げてもらいたいと思っています。たくさん動きますので最後のシュートのところで少し疲れているのかなというところもあります」

 金崎は昨年、途中交代させられたことに怒りを露わにし、当時の石井正忠監督(現大宮監督)に対して反抗的な態度をとった。当時ハリルホジッチ監督は「あのような態度は受け入れがたい」と断じていた。

 その金崎を今回ハリルホジッチ監督は日本代表メンバーに含めた。会見で金崎の招集について質問されると、監督は次のように応答している。

 「クラブでの不適切な行動は過去にありました。もちろん代表監督としてそこはあまり評価できない部分だ。しかしそれはもう過去のことであり私も忘れています。今現在文句のないパフォーマンスを見せています。前に招集していなかったのはクラブの監督と衝突があったからという理由ではありません」

 そしてハリルホジッチ監督は「もちろんそういった行動が良くないということは彼自身とも話をしております。そういったところももちろん重視しながらも、前進し続けていかなければならない」と語り、以前の振る舞いは金崎の招集を妨げるものではないとした。
【了】

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