【西部の目】日韓戦大敗のハリルJ、現実味が伴いすぎていた悪夢。「A代表」でも起こりうる守備崩壊

16日のE-1選手権で韓国に1-4と大敗を喫した日本代表。試合開始直後にPKから先制ゴールを奪ったが、その後は試合を完全にコントロールされ4失点。悪夢のような試合となってしまった。浦和を除いた国内組のみで臨んだ大会ではあるが、ここで表出した問題は海外組も含めたフルメンバーの代表チームとは無関係ではない。悪夢で済まない現実味を帯びた一戦だった。(取材・文:西部謙司)

2017年12月18日(Mon)12時14分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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「悪夢」として忘れたい試合だが……

日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

【E-1 日本1-4韓国】

 もし、悪夢から目が覚めたと思ってホッとしたのも束の間、現実が悪夢の続きだったら……ちょっと想像したくない状況である。

 韓国戦の惨敗は悪夢として忘れてしまっていい試合だ。E-1選手権の日本代表がそのままロシアに行くとは誰も想定していない。ハリルホジッチ監督は「A代表」と明確に区分けしていて、「この日本代表がBかCかDかわからないが……」と記者会見で話していた。

「多くの選手を起用できたし、2勝できたのは一定の成果だ」(ハリルホジッチ監督)

 少なくとも会見場では冷静に振る舞っていた。韓国を褒め、日本のプレー内容への言及を避けた。こういう試合の後で一番ダメなのは指揮官が感情的になってしまうことだ。ただでさえ大きな傷を負っているところに追い打ちをかけるようなマネをすれば確実にチームは崩壊へ向かうからだ。

「この試合の分析はできているが、それを言ってしまうと多くの人が喜ばないだろう」(ハリルホジッチ監督)

 言わないほうがいい。冷静にテストの結果を分析すればそれでいいと思う。ただ、韓国戦で表れていた内容は悪夢として忘れるには現実感を伴いすぎていたともいえる。

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