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日本代表 6年前

日本代表、躍動感生むための監督交代。西野新監督の人物像、日本人が代表を率いる意味【宮澤ミシェルの独り言】

日本代表選出経験も持つ元Jリーガーで、現役引退後は解説者として活躍中の宮澤ミシェル氏の連載企画。第2回は、日本代表の西野朗新監督ついて。西野氏の人物像、日本サッカー界が進むべき道を語る。(語り手:宮澤ミシェル)

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言 text by 青木務 photo by Junichi Ebisawa , Getty Images

西野さんは僕らの時代のスーパースター

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宮澤ミシェル氏が、西野朗日本代表監督について語った【写真:海老沢純一】

 日本代表の新監督に、西野(朗)さんが就任することになった。

 西野さんは僕らの時代のスーパースター。中盤の上がり目でめっちゃ上手かったからね。かっこいいし。学生時代から日本代表だったんだ。現代の速いサッカーでも多分、最初から西野さんが触れていれば普通にできると思う。今の代表にも選ばれているんじゃないかな。そういう感覚の持ち主が現役引退後に監督をやって、ガンバ(大阪)で黄金時代を作ったよね。

 ロシアワールドカップまで約2ヶ月。誰が見ても大変なのは間違いない。でも、緊急事態で切羽詰った状況だからこそ、やらなきゃいけないと腹をくくって行けるんじゃないか。時間があると変に考えてしまうものだけど、その時間もない。選手にもスタッフにも、そういうパワーをチャンスとして活かして欲しいよね。

 西野さんのことだから、ちゃんとバランスを整えてできると思う。時間がないからこそ、この考えで行くしかないんだと。やりやすいと言えばやりやすいよね。本田(圭佑)とか、岡崎(慎司)もメンバーに入ってくるんじゃないかな。皆さんはどう感じているかわからないけど、本田のコンディションは戻ってきているよ。欧州遠征を見ていても、日本で試合をする時のような、時差ボケで重たそうな、自分のバイオリズムと合っていない感じもなかった。

 3月はメンバー外だった岡崎もそう。少し前は、グッと行こうとするんだけど相手に体を入れられてしまうというシーンが多かった。でも、今の岡崎にはキレがあるからね。

 言い訳にしてはいけないけど、やっぱり時差との戦いは本当に大変だよ。2日くらいじゃ戻らない。むしろ、着いてすぐに試合をやる方がいいくらい。

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