ザック時代に逆戻り。西野Jは“負けやすくなる”戦い方。真に目指すべき方向性とは?【西部の目】

30日、日本代表はキリンチャレンジカップでガーナ代表と対戦し0-2で敗れた。ボールを保持できるようにはなったが、ゴールへの道筋は見出せず、相変わらずカウンターには脆いまま。4年前のサッカーを引っ張り出してきたものの、この戦い方を磨くには準備期間が少ない。これでは戦えない、ということがわかっただけの試合だった。(文:西部謙司)

2018年05月31日(Thu)10時20分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Getty Images
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4年前の状態であと3週間

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ガーナ戦の戦い方はワールドカップでは使い物にならないと考えた方がいい【写真:Getty Images】

【日本 0-2 キリンチャレンジカップ】

 ザッケローニ監督時代に戻ったような試合だった。時計の針は4年前に戻されたが、西野監督に与えられた時間は4年間ではなく3週間をきっている。

 ザッケローニが「私のドレスのようなもの」とまで話していた[3-4-3]は、テストを繰り返したがオプションとしても採用されずに終わった。ガーナ戦ではそれを引っ張り出してきた。西野朗監督としては本番前にどうしても試しておきたかったようだが、これで戦うのは難しそうだという結論を得ただけだったのではないか。

 ワールドカップで対策を乗せるために土台を叩きすぎて機能不全に陥っていたハリルホジッチ前監督のベルギー遠征よりはマシだったとはいえ、ガーナ戦の土台に何を乗せられるのか見当がつかない。

 ボールは運べるようになった。この点はザッケローニ監督時に戻した感がある。しかし、ラスト30メートルで手詰まりになる、カウンターに弱いという欠点はそのまま。3週間でこれを修正するのは無理だ。つまり、ガーナ戦の戦い方はワールドカップでは使い物にならないと考えた方がいい。

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