日本代表FKキッカーに適任なのは柴崎岳、そしてもう1人…W杯公式球の特徴から教授が分析【ロシアW杯】

ロシアワールドカップがついに開幕。本大会ではアディダス社が公式球を製作するが、その特徴は大会度に大きく異なる。今大会の公式球テルスターの特徴を筑波大学の浅井武教授に分析してもらうとともに、日本代表でFKキッカーにふさわしい選手を聞いた。(取材・文:山下祐司)

2018年06月14日(Thu)15時00分配信

text by 山下祐司 photo Getty Images,Yuji Yamasita
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ボールの表面にある溝がポイント

テルスター18
ロシアW杯公式試合球の「テルスター18」【写真:山下祐司】

 ワールドカップ前の最後の親善試合で4得点を記録し、西野監督になってから初勝利を決めた日本代表。試合内容も含め、久しぶりの明るい話題となった。しかし、これまでの得点力不足が一気に解消されたと考える人は誰もいないだろう。

 自ら仕掛け、ボールをつないでゴールを奪うのが難しいのなら、FKへの期待が必然的に大きくなる。現在の代表でこれまでにキッカーを務めてきたのは本田圭佑と柴崎岳、香川真司、乾貴士、そして吉田麻也らがいる。現代表でFKのキッカーにふさわしい選手は誰かーー。

 サッカーボールのエアロダイナミクスに詳しく、名門・筑波大学サッカー部の総監督も務めた筑波大学の浅井武教授は今大会の公式ボールであるアディダス社製のテルスターの特徴からふさわしいキッカーをこう答えた。

「近い距離なら柴崎選手が適している」

 浅井教授たちは、これまでにサッカーボールの周りを流れる空気の動きを分析し、ボールのパネル数や表面の施された加工がボールの与える影響を明らかにしてきた。今回のテルスターも既に解析済みだ。

 教授たちがこれまでの研究で明らかしてきたのは、ボールの動きに重要な役割を果たしているのがボール表面にある溝だということ。パネルどうしの接着部にある溝の全長と深さがボールの動きを大きく左右するのだ。

 最近のボールは熱でパネルを接着するため、ボールの種類が変わっても溝の深さにそれほど差がない。そのため、溝の長さがボールの動きを特徴づけることになる。

 遡ること8年前の南アフリカ大会で日本の決勝トーナメント進出をたぐり寄せたのは、予選リーグ最終戦のデンマーク戦で決めた2つのFKだった。

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