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代表 6年前

スアレス&カバーニが引き寄せた勝利。ウルグアイの最強コンビが披露、2トップの手本のような関係性【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップ グループリーグA組第1節、エジプト代表対ウルグアイ代表の一戦が15日に行われた。互いに集中力の戦いを見せたが、後半終盤にスコアを動かしたウルグアイが勝利。ウルグアイが誇るストライカー、ルイス・スアレスとエディンソン・カバーニは、随所に息の合ったプレーを披露している。(文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images

サラー抜きのエジプト、スアレス&カバーニ擁するウルグアイ

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ウルグアイ代表【写真:Getty Images】

 優れた個人同士が優れた連係を見せた時、『1+1が2以上になる』という表現が用いられるが、ウルグアイの2トップはまさに、そういうコンビである。

 開幕戦ではロシアがサウジアラビアを5-0で勝利。思わぬゴールラッシュでホスト国が高らかにワールドカップの幕開けを宣言した。

 1990年イタリア大会以来の本戦出場となったエジプトは、モハメド・サラーという同国史上最高レベルのスターと共に初の決勝トーナメントを目指す。対するウルグアイは2010年南アフリカ大会で4位、前回のブラジル大会でベスト16に入った。第1回大会の優勝チームは正真正銘の伝統国である。

 90分を通じてポゼッションは6:4でウルグアイだった。ボールを支配したというよりは、守備から攻撃の切り替えでゴールに迫る回数が多かったと言える。エジプトも統制の取れた守備と中央エリアで築く強固なブロック、カウンターに活路を見出す戦い方だった。

 球際のバトルは激しかったが、“デュエル”にも見応えがあった。それでも、危険な当たりではなくクリーンなボールの奪い合いが試合をより引き締まったものにしていた。

 勝敗を分けたのは、前線の脅威の度合いだろう。エジプトは飛車角落ちの状況だった。チャンピオンズリーグ(CL)決勝で負傷したサラーは、順調に回復しているようだった。ベンチスタートと判明した時点でスーパーサブとしてピッチに立つことが期待されたが、結局この試合で出番は訪れなかった。

 対してウルグアイはルイス・スアレス、エディンソン・カバーニという世界一の2トップが攻撃をけん引した。後半だけでも4度、彼らの関係性でゴールを脅かしている。

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