本田圭佑は「金儲けなんかじゃないよね」。壮大な挑戦を支える信念と周囲を巻き込む吸引力【宮澤ミシェルの独り言】

日本代表選出経験も持つ元Jリーガーで、現役引退後は解説者として活躍中の宮澤ミシェル氏の連載企画。第16回は、本田圭佑の新たな挑戦について。カンボジア代表の実質的な監督となった本田にはどのようなビジョンがあるのか。(語り手:宮澤ミシェル)

2018年08月17日(Fri)10時40分配信

シリーズ:宮澤ミシェルの独り言
text by 青木務 photo Junichi Ebisawa , Getty Images
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カンボジアの子どもたちとって本田は英雄

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宮澤ミシェルが本田圭佑について語った【写真:海老沢純一】

 本田圭佑がカンボジア代表の実質的な監督になった。プレーヤーとしてはオーストラリアに行くわけで、両立は簡単じゃないと思う。でも、本田はそれをやると言っているし、やりながらいい方法を見つけていくのかもしれない。

 本田は、カンボジアに特別な思いがあるよね。ミラノから帰って来る時も、どこかから帰って来る時も必ずカンボジアに寄って、ボールをプレゼントしたり、暑い中でサッカースクールをやっている。子どもたちにとって本当に英雄だと思う。カンボジア自体が、本田のことが大好きだと思う。そこに彼のビジョンが乗っかるわけだよね。

 カンボジアみたいなこれから伸びていく可能性のあるところで、本田は夢の請負人という存在だ。色々なタイプの指導者に合わせるとか、環境を整えたり。本田がやりたいことにカンボジアがOKを出して。彼のビジョンなんだよね。何とかして強くしたいとか、夢を持たせたいとか。

 僕の友人でもある三浦俊也はベトナムで監督をやっていた。それこそ、ベトナムの英雄だよ。彼だって大変な思いをしてベトナムのサッカーを築き上げていった。でも、彼はイチ指導者として行った。本田はそれプラス、指導者とはまた違う形のビジョンだよね。それがアジアにどういうことをもたらすかとか、指導者育成など色々なことに繋がるから。

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