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香川真司 6年前

香川は言う「改めてマルコ・ロイスを尊敬しましたね」。平凡で終わらないために…求める貪欲さ

現地時間26日に行われたブンデスリーガ第5節、ボルシア・ドルトムント対ニュルンベルクの一戦は7-0でホームチームが勝利している。香川真司はこの日、途中出場を果たしており、これで公式戦3試合連続出場だ。4試合連続ベンチ外という苦難の道を歩みながらも出番を掴み始めた背番号23。次に求められるのは、「結果」だ。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

4戦連続ベンチ外から一転、3試合連続出場へ

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香川真司【写真:Getty Images】

 香川真司の18/19シーズンが本格化してきた。9月26日に行われたブンデスリーガ第5節で、ボルシア・ドルトムントはホームにニュルンベルクを迎えた。

 背番号23に出番が訪れたのは、62分のこと。既にチームは4点のリードを奪っていた。およそ30分の時間を残していたが、昇格して来たばかりの対戦相手との戦力差を考えれば、勝利は揺るがない。加えてセカンドトップで先発していたマルコ・ロイスは、2ゴール1アシストと十分な結果を残していた。ベンチスタートの香川は、ポジションが被るドイツ代表FWとの交代を予感した。

「マルコもずっと出ずっぱだったんで、まあ点も取っているから、あそこのポジションは4-0だったら代わるかなあって感じはしましたけどね。予定よりもちょっと早く時間をもらいましたけど。まあでも、試合内容も決まっていたんでね」

 そして実際に出場すると、香川は、ゴールを狙ったという。

「もちろんやはり5点目、自分の得点を狙いに行きましたし、そうですね、それだけは意識していましたけど」

 このニュルンベルク戦で出番が与えられたことで、18日のブルージュ戦、22日のホッフェンハイム戦に続き、公式戦3戦連続での出場となった。4戦連続ベンチ外というセンセーショナルな出来事が、少し昔のことのようである。

 もちろん試合に絡めるようになってきたからとは言え、それだけで満足することはできない。ルシアン・ファブレ新監督が率いる新チームの中で、背番号23は、まだポジションを確保してはいない。

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