ドルトムントはまだまだ発展途上。時折覗く脆さ、それでも・・・9戦無敗がもたらす自信

現地時間27日に行われたブンデスリーガ第9節、ホームにヘルタ・ベルリンを迎え撃ったボルシア・ドルトムントは2-2で引き分けている。後半終了間際に同点のPKを決められ、勝ち点2を取りこぼした格好のドルトムント。しかし、無敗は継続中。勝利はできなかったが、ネガティブに考える必要はないだろう。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

2018年10月28日(Sun)11時41分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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最後の最後で勝利を逃したドルトムント

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ドルトムントは土壇場に追いつかれ勝利を逃がした【写真:Getty Images】

 ダン=アクセル・ザガドゥが体を入れ替えられた。2-1のスコアで90分が過ぎ、試合が終わろうとする頃――。U-20フランス代表CBは、ペナルティエリアの左に入った所で、たまらずダヴィ・ゼルケに手を掛けて倒してしまう。主審はすかさず笛を吹き、ペナルティスポットを指差した。キッカーはサロモン・カルー。33歳の元コートジボワール代表は、顔色一つ変えずに決め切った。2-2。10月27日に行われたブンデスリーガ第9節、対ヘルタ・ベルリン戦。ボルシア・ドルトムントは、最後の最後で勝利を逃した。

 GKロマン・ビュルキは、試合後、次のように振り返っている。

「とてもがっかりだよ。最後の数分間までリードしていたのに、愚かなPKをもらったからね」

 ドルトムントに対してヘルタは[5-4-1]の布陣を選択。中盤の4人の選手は横一列に並ぶのではなく、ボックス型に配置された。アルネ・マイヤーとペア・シリアン・シェルブレッドのダブルボランチと、オンドレイ・ドゥダとカルーの2シャドーである。パル・ダルダイ監督は今季初めて5バックを採用。いわゆる“ドルトムント対策”を講じてきた。

 中盤をボックス型にして厚みを持たせたことは、一定の効果を発揮した。[4-4-2]の布陣で、中央はアクセル・ヴィツェルとマハムート・ダフートの2人のドルトムントに対して、数的不利に陥らず、連動した組織的な守備をすることができた。試合開始から間もない9分には、カルーが高い位置でアクラフ・ハキミからボールを奪って、そのままベダド・イビセビッチに渡し、あわやのチャンスを作り出している。

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