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アジアカップ欧州組は過去最多の12人。クラブで最大6試合程度欠場も

text by 編集部

吉田麻也
日本代表のDF吉田麻也【写真:Getty Images】

 日本サッカー協会(JFA)は12日、来年1月にUAEで行われるアジアカップに挑む日本代表メンバーを発表した。Jリーグ以外のクラブに所属する「海外組」は、アジアカップの日本代表メンバーでは過去最多の12人となる。

 2007年大会までは最大でも2人しかいなかった海外組だが、2011年大会では9人に急増。前回の2015年大会でも9人が欧州クラブに所属していたが、今回は初めて過半数の12人に達した。

 内訳はドイツのクラブの所属選手が最多の3人(原口元気、浅野拓磨、大迫勇也)。ベルギーが2人(遠藤航、冨安健洋)で続き、スペイン(柴崎岳)、イングランド(吉田麻也)、フランス(酒井宏樹)、トルコ(長友佑都)、ポルトガル(中島翔哉)、オランダ(堂安律)、オーストリア(南野拓実)が各1人となっている。

 大会は来年1月5日に開幕(日本の初戦は9日)し、決勝まで進んだ場合は2月1日まで戦いが続く。Jリーグとは異なりシーズン真っ最中の欧州クラブに所属する選手たちは、その間に開催される数試合を欠場することになる。

 最も影響が小さく済みそうなのは南野のオーストリア。今週末の試合を終えたあとリーグ戦は2月後半まで中断されるため、アジアカップにより試合を欠場することはない。

 ドイツ、ベルギー、オランダ、トルコでは1月前半がウィンターブレイクとなるが、1月後半から2月第1週にかけてリーグ戦3試合ほどの欠場が見込まれる。フランスは4試合程度となる。

 中断の短いスペインでは5試合程度、ほぼ中断のないイングランドやポルトガルでは6試合程度の欠場を強いられる可能性がある。クラブでのポジション争いに苦戦している選手にとってはさらに厳しい状況となるかもしれない。

【了】

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