札幌チャナティップは「タイのメッシ」でなく、もう1人のイニエスタ。Jリーグが進めるべき補強策【英国人の視点】

昨季、Jリーグベストイレブンにコンサドーレ札幌のMFチャナティップ・ソングラシンが名を連ねた。タイ出身のチャナティップの活躍は、他クラブにもタイ人選手が増え始めるなど選手補強にも変化を与えるインパクトを持っていた。今後、東南アジアはJリーグの大きな戦力となるだろうか。(取材・文:ショーン・キャロル)

2019年02月22日(Fri)10時50分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images,Wataru Funaki
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タイのメッシではなく、もう1人のイニエスタ

チャナティップ
北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ【写真:Getty Images】

 チャナティップ・ソングラシンは、母国タイでは「メッシ・ジェイ」の愛称で知られている。アルゼンチンのスーパースターにプレースタイルが似ていることによるものだ。

 この小柄なプレーメーカーが、2017シーズンの半ばにJリーグにやって来て以来、大きなインパクトを残してきたことは間違いない。その敏捷な足とディフェンスを切り裂くパスでファンを増やしていき、北海コンサドーレ札幌の上位進出に貢献。あと一歩でACL出場にも手が届くところだった。

 だが彼のチームを率いるミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、先日行われたJリーグのキックオフカンファレンスにおいてチャナティップについての質問を受けると、メッシではなくバルセロナの別のレジェンド選手との比較を口にしていた。

「私としては、Jリーグには二人のイニエスタがいると思う」。特徴的なまばたきを見せながら彼はそう話してくれた。

「一人目はもちろんイニエスタだが、二人目はチャナだ。彼には同じような存在感があると私は思っている」

 ある種の饒舌なタイプとして知られるペトロヴィッチ監督だが、それにしても彼が背番号18についての称賛の言葉を次々と発していたことは、彼がこのタイのスター選手をどれほど評価しているかをよく表していた。

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