名波ジュビロ、「レベル1」の現在地。自由と規律のバランス、得点力アップへ考えるべきこと

明治安田生命第1節が23日に行われ、ジュビロ磐田はホームで松本山雅FCと対戦し、1-1と引き分けた。J2からの昇格組である相手に先制点を奪われたものの、川又堅碁の一発で追いついたサックスブルー。新たな形を模索する磐田の現在地とは?(取材・文:青木務)

2019年02月25日(Mon)11時37分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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初陣で苦戦

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ジュビロ磐田の名波浩監督【写真:Getty Images】

 ジュビロ磐田にとって得点力アップは、今季も最大の課題となるかもしれない。昨季は思うようにゴール数が伸びず、堅守にも綻びが生まれて残留争いを経験。雪辱のシーズンと位置づけられる2019年だが、その初陣で苦戦を強いられている。

 数ヶ月のオフ期間を経て、明治安田生命J1リーグが開幕した。選手が「異様な雰囲気だった」と話したオープニングゲームで、ジュビロ磐田はビハインドを背負うことになった。

 開始8分、ゴール前で大南拓磨が相手を倒すと、このFKを岩上祐三に直接決められた。ジャンプした壁の下を通され、名手カミンスキーも必死に腕を伸ばすも及ばず。4年ぶりにJ1復帰を果たした松本山雅FCにネットを揺らされた。「松本に大きな自信を、そして我々に大きな失望を与えた」と名波浩監督は振り返ったように、昨季のJ2王者はさらに活気づいた。

 スピードに乗った前田大然を、磐田の選手たちは止められない。東京五輪世代の快足FWが加速するたび、アウェイゴール裏は沸いた。サポーターの声とともに松本山雅の勢いは増していった。

 磐田は鹿児島キャンプから着手した新たな形を見せる。[4-2-3-1]システムのサイドバックが内側に絞り、ボールを引き出し、またフリーランで敵陣に侵入する動きを見せる。サイドハーフはタッチライン際に張り、アダイウトンがフィニッシュに持ち込む場面を作った。

 ただ、昨季の課題を解決するにはまだ時間がかかりそうだ。肝心のゴール前に人がいないという現象は、この日も多く見られた。

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