日本代表のチーム作りは正しく進んでいるのか?「点」が「線」へとつながらず、人選に疑問も【西部の目】

日本代表は22日、キリンチャレンジカップ2019でコロンビア代表と対戦し0-1で敗れた。個々で光るものを見せた選手はいたが、チーム全体としては評価の難しい試合となった。親善試合だったとはいえ、コパ・アメリカに向けて消化すべき課題は少なくない。(取材・文:西部謙司)

2019年03月23日(Sat)10時49分配信

シリーズ:西部の目
text by 西部謙司 photo Shinya Tanaka
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点が線にならない試合

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日本代表【写真:田中伸弥】

 フレンドリーマッチには必ずテストの要素が入る。勝利を目指すのは当然として、選手を試し、コンビネーションを試し、組織的なプレーを試す。そのため、額面どおり評価しにくいのは毎度なのだが、このゲームはとくにそんな試合だった。

 アジアカップの主力だった権田修一、吉田麻也、酒井宏樹、長友佑都、原口元気、遠藤航、大迫勇也を招集していない。アジアカップで招集しなかった鈴木武蔵、昌子源、山口蛍、中島翔哉がスタメンに入り、香川真司、小林祐希、鎌田大地、安西幸輝が交代出場している。個々のテストでは予想以上でも以下でもなかった。

 中島と香川はキープ力と打開力で違いを示し、攻撃面で最も頼りになる存在であることを示した。冨安健洋はアジアカップに続いて堅守をみせた。ただ、そうした「点」が「線」になっていない。個人の評価はできても、それがチームとしてどうつながっていくのかがわからない。このままの状態ならコパ・アメリカは3試合で終わるだろうが、点が線に結びついてみないと本当のところはよくわからない。

【次ページ】点と点をつなぐもの

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