2001年Jリーグ。N-BOXが見せた伝説の輝き。黄金世代は続々海外へ、サンドニの悲劇も【Jリーグ平成全史(9)】

2019年04月28日(Sun)7時05分配信

シリーズ:Jリーグ平成全史
text by 編集部 photo Getty Images
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チャンピオンシップ

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2001年Jリーグ結果

 1stステージは、ジュビロ磐田の強さが際立った。N-BOXの機能性を高めながら白星を積み重ね、開幕8連勝を達成。第9節こそ落としたが、翌節から4連勝。結局、13勝1分け1敗と他を寄せ付けず優勝を飾った。

 好調なライバルを黙って見ていないのが鹿島アントラーズ。1stステージは低迷したが2ndステージは復調し、こちらも連勝街道を突き進む。13勝2敗の成績でステージ制覇を果たした。

 チャンピオンシップ第1戦は前半11分に服部年宏がPKを決めると、54分には中山雅史のゴールが決まり磐田が2点をリードする。しかし、鹿島も諦めない。79分、セットプレーから秋田豊が押し込むと状況は一変。3点目を奪おうと前がかりになる磐田を尻目に、途中出場の本山雅志がスペースで生きる。

 そして83分、平瀬智行のゴールで鹿島が同点に追いついた。前半のうちに鈴木隆行が退場し10人となった鹿島だが、粘り強さを見せて第2戦へ繋げた。

 第2戦はスコアレスのまま推移し、延長戦に突入。緊張感ある好ゲームを決めたのは鹿島の小笠原満男だ。ゴール左寄りでFKを得ると、右足を振り抜く。読みの鋭い磐田GKヴァン・ズワムの逆を突く形でネットを揺らし、劇的な形で年間王座に返り咲いた。鹿島にとってこれが初めての連覇となった。

 勝負を決めた小笠原、安定したプレーを見せ続けている中田浩二、スーパーサブとしてこのFKに繋がるファウルを受けた本山雅志、守護神に成長しつつある曽ヶ端準。小野伸二らは活躍の場を海外に求めたが、鹿島の黄金世代もJリーグで眩い輝きを放った。

両チームスタメン

第1戦
ジュビロ磐田
GK:ヴァン・ズワム
DF:鈴木秀人
DF:田中誠
DF:大岩剛
MF:西紀寛
MF:福西崇史
MF:服部年宏
MF:金沢浄
MF:藤田俊哉
FW:奥大介
FW:中山雅史

鹿島アントラーズ
GK:曽ヶ端準
DF:名良橋晃
DF:秋田豊
DF:ファビアーノ
DF:アウグスト
MF:熊谷浩二
MF:中田浩二
MF:小笠原満男
MF:ビスマルク
FW:鈴木隆行
FW:柳沢敦

第2戦
鹿島アントラーズ
GK:曽ヶ端準
DF:名良橋晃
DF:秋田豊
DF:ファビアーノ
DF:アウグスト
MF:熊谷浩二
MF:中田浩二
MF:小笠原満男
MF:ビスマルク
FW:平瀬智行
FW:柳沢敦

ジュビロ磐田
GK:ヴァン・ズワム
DF:鈴木秀人
DF:田中誠
DF:大岩剛
MF:西紀寛
MF:福西崇史
MF:服部年宏
MF:金沢浄
MF:藤田俊哉
FW:奥大介
FW:中山雅史

 鹿島、磐田のレベルの高さが際立つ一方で、かつての2強が残留争いを強いられた。横浜F・マリノスは1stステージ途中にアルディレス監督を解任するなど混乱した。東京ヴェルディも松木安太郎監督体制で結果が出ず。最終的にどちらも残留を果たすが、印象的なのはヴェルディか。後に鹿島のリーグ3連覇にも貢献するマルキーニョスに加え、元ブラジル代表の野獣エジムンドを獲得。この補強が当たって、生き残りを果たした。

 J2降格となったのはセレッソ大阪とアビスパ福岡。C大阪は優勝争いを演じた前年から一転、成績が落ち込んだ。また、J2では京都パープルサンガが優勝、ベガルタ仙台が2位でJ1昇格を決めている。

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