2014年Jリーグ。フォルランが来日も…セレッソはまさかの降格。GK山岸の伝説ゴールも【Jリーグ平成全史(22)】

2019年05月06日(Mon)7時00分配信

シリーズ:Jリーグ平成全史
text by 編集部 photo Getty Images
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この年、世の中では何が?

ブラジルワールドカップ
ブラジルW杯準決勝、ブラジル代表はドイツ代表と対戦し、1-7の大敗を喫した【写真:Getty Images】

 1月、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの小保方晴子氏らの「新型の万能細胞」だとするSTAP細胞の論文が、英科学誌『ネイチャー』に掲載。当初は「生物学の常識を覆す画期的な発見」とされ、小保方氏は一躍「時の人」となった。しかし、その後まもなくして「論文に不自然な画像がある」と指摘され、理研は調査を開始。4月1日に「論文に不正があった」と認定した。小保方氏は同月に大阪府内で会見を開き、論文をめぐる問題について言及した。その際に「STAP細胞はあります」と涙ながらに訴えかけた姿はなんとも印象的だった。

 もちろんうれしいニュースもあった。ロシア・ソチで開かれた冬季オリンピックで、日本は金1、銀4、銅3の計8個のメダルを獲得し、1998年長野大会の10個に次ぐ歴代2番目の成績を収めた。フィギュアスケート男子では、羽生結弦が日本人初の金メダルを獲得。ジャンプ男子ラージヒル2位の葛西紀明は、日本の冬季五輪メダリスト最年長記録を塗り替えた。

 9月にはテニス4大大会の1つ、全米オープンの男子シングルスで、錦織圭が世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチを破り、日本人として初めて4大大会のシングルス決勝に進出。ファイナルではクロアチアのマリン・チリッチに敗れたものの、日本中が錦織に注目した。

 この年、日本を恐怖に陥れたのが「デング熱」だ。国内ではおよそ70年ぶりに感染が確認され、東京都が代々木公園を閉鎖するなどの騒ぎとなった。ヤブ蚊が海外で感染した患者の血を吸ってデングウイルスを持ち、それらが媒介となったことが感染が拡大した原因と見られている。感染者は18都道府県で160人に上った。

 また、11月には「幸福の黄色いハンカチ」など数多くの大ヒット映画に出演していた俳優・高倉健さん、そして「仁義なき戦い」や「トラック野郎」で知られる菅原文太さんもこの世を去った。日本を代表する大物俳優2人の訃報に、日本中が悲しみに包まれた。

 サッカー界のこの年のビッグイベントといえばブラジルワールドカップだろう。その中で最も印象的だった試合が準決勝のブラジル代表対ドイツ代表である。開催国のブラジルはベスト4まで圧倒的な強さを誇り勝ち上がってきたが、ドイツ相手には大苦戦。11分にトーマス・ミュラーに先制ゴールを決められると、以降立て続けに失点を喫し、結果的に1-7で敗れることになった。この一戦は「ミネイロンの悲劇」として今でも多くの人々の記憶に残り続けている。

【了】

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