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鹿島、痛恨の連敗でACLグループ突破決められず。勝負は最終節へ

text by 編集部 photo by Getty Images

鹿島アントラーズ
ジョホール・ダルル・タクジム対鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

【ジョホール・ダルル・タクジム 1-0 鹿島アントラーズ ACL第5節】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグE組第5節のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)対鹿島アントラーズ戦が8日に行われ、ホームのジョホールが1-0で勝利を収めた。

 グループ2位に位置する鹿島は、今節の結果次第で決勝トーナメント進出を決められる可能性もあった。先に行われた試合で山東魯能(中国)が慶南FC(韓国)に2-1の勝利を収めたことで、鹿島は引き分け以上で突破が決まる状況となった。

 試合序盤はやや劣勢に立たされた鹿島が盛り返し、ゴールに迫るチャンスを増やしていく。14分にはレオ・シルバの決定的なシュートがGKに阻まれ、こぼれ球を拾ったセルジーニョのシュートもわずかにゴール左へ外れた。

 40分には遠藤康からのクロスに伊藤翔が決定的な形で飛び込んだが、シュートを浮かしてしまい枠外に。アディショナルタイムの安部裕葵のシュートもGK正面を突き、前半は無得点で折り返した。

 後半立ち上がりも伊藤のシュートなどで何度か相手ゴールを脅かした鹿島。引き分けでも突破が決まる中、先制のチャンスも十分にあった。だが69分、スルーパスを受けて左サイドに抜け出したシャフィク・アハマドにドリブルでの単独突破を許してしまい、ゴール右隅へのシュートで先制ゴールを奪われてしまった。

 鹿島は終盤に迎えた決定機も決められず。そのまま耐え抜いたジョホールは記念すべきACL初勝利を挙げるとともに、決勝トーナメント進出にも望みを繋いだ。鹿島もグループ突破を懸けて最終節の山東魯能戦に臨む。

【得点者】
69分 シャフィク・アハマド(ジョホール)

【了】

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