久保建英の図抜けた感覚。名手から2戦連発、17歳にして持つ「いつもの形」と底知れなさ

明治安田生命J1リーグ第12節、FC東京対北海道コンサドーレ札幌が18日に行われ、ホームの東京が2―0で快勝した。後半14分に先制点を奪うと、試合を決定づけたのはMF久保建英。後半24分、コースを消しに来た相手DFの股の下を通す技ありのシュートを決めた。前節の磐田GKカミンスキーに続き、この試合では札幌GKク・ソンユンと名手から2試合連続で得点を挙げた17歳の図抜けた感覚に迫る。(取材・文:下河原基弘)

2019年05月21日(Tue)10時51分配信

シリーズ:週間Jリーグ通信
text by 下河原基弘 photo Getty Images
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「決めなきゃいけない場面だったので」(久保建英)

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「決めなきゃいけない場面」できっちりゴールを奪った久保建英(右)【写真:Getty Images】

「もったいないシーンでした。失点しなくても十分守れるシーンでしたが」。札幌GKク・ソンユンが悔しさをにじませた2点目。だが決めた東京MF久保建英は「決めなきゃいけない場面だったので」とさらりと言ってのけた。

 195センチの名手が止められると感じていた状況は、17歳にとっては決めなければいけない場面。この感覚が天才たる所以なのかもしれない。そして、その言葉通りゴールは生み出された。

 1-0の後半24分、敵ボールを奪った東京FWディエゴ・オリヴェイラが中央をドリブルで持ち上がる。右前方を走っていた久保は相手DFとの関係を見ながら、スペースを作りつつ少し外側にふくらんだ。

 元日本代表で名FWとしても名高い長谷川健太監督をして「僕なんかよりも全然うまいと思いますし、非常にそういうところが長けているので、あの年齢で非常に輝きを放つプレーができているのかなと思っています」という非凡な動き。万全の体勢でパスを受けると、そこから鋭くペナルティーエリア内にドリブルで侵入した。

 対応した札幌DF福森晃斗は久保の前に入りつつ、ニアのコースを消す。そしてク・ソンユンは、その動きを受けてファーに備えた。「福(森)がニアを切って自分は遠いところを守ろうとしたんですけど」。これで防ぎきれるはずだった。

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