米本拓司

MF：米本拓司（よねもと・たくじ／名古屋グランパス）
生年月日：1990年12月3日（28歳）
身長/体重：177cm/70kg
今季リーグ戦成績：12試合出場0得点0アシスト

　高卒で入団し10年を過ごしたFC東京から、名古屋グランパスに移籍した米本拓司。ここまでリーグ戦12試合全てで先発出場するなど、すでに欠かせない選手となっている。

　米本といえば優れた対人能力を生かした守備であり、ボール奪取。豊富なスタミナでピッチの至る所を監視し、相手を食い止めてきた。その一方で足下の技術は決して高くなく、素晴らしい守備でボールを奪ってもパスがズレてしまうこともあった。

　しかし、名古屋で風間八宏監督と出会ったことで様相が変わってきた。持ち前の強度の高いプレーに磨きをかけつつ、ボールワークでも貢献できている。コンビを組むジョアン・シミッチは風間グランパスに不可欠な存在だが、米本もいなくては困る選手である。移籍によって新たなステージへと進んだ米本は、ボール奪取だけの選手ではなくなった。

　ロシアワールドカップ後に長谷部誠が日本代表から退き、ボランチの争いが激化。様々なタイプの選手がしのぎを削り、柴崎岳と遠藤航がファーストチョイスになった感がある。しかし、米本も試してみるべきではないだろうか。

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