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Jリーグ 5年前

J1、J2、J3今節の見どころは? ヴィッセルの“初陣”に注目! J2では白熱必至の首位攻防戦も【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

大分トリニータ対名古屋グランパス

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大分トリニータの藤本憲明(左)と名古屋グランパスのマテウス(右)【写真:Getty Images】

注目カード(明治安田生命J1リーグ)
大分トリニータ対名古屋グランパス 6月15日 19:00

注目選手
FW:藤本憲明(大分)
FW:マテウス(名古屋)

 明治安田生命J1リーグでは、第14節を終えた時点でFC東京が首位を走っている。それを勝ち点差9で追うのが、4位・名古屋グランパスと6位・大分トリニータだ。前者は昨季、残留争いに苦しんだが、今季は新加入選手の爆発などもあり、序盤から安定して勝ち点を積み上げている。後者はJ1復帰1年目のシーズンを送っているが、開幕から難敵を次々と退けるなど旋風を巻き起こし、ここまで勝ち点24を稼いできた。

 そんな両者が激突する今節。お互いに持っている力は明らかであり、この上位対決はかなり激しいものとなるだろう。

 しかし、お互いに直近は勝ち点を取りこぼす試合が目立っているのも事実。名古屋は前節、下位に沈むベガルタ仙台相手に3失点を喫し、1-3で敗れる結果となった。これで同クラブはリーグ戦3試合未勝利となっており、現在2連敗中だ。エースのジョーを欠いていた状況とはいえ、不安定な戦いぶりが続いているのは明らかだ。

 対する大分も現在リーグ戦3試合勝ちなしの2連敗中と苦戦を強いられている。第13節の川崎フロンターレ戦ではJ1王者の貫禄を見せつけられ、シュート数わずか4本に終わるなど完封負けを喫している。さらに前節は首位のFC東京とアウェイで対戦したが、久保建英に2ゴールを許すなど力の差を見せつけられ、1-3の完敗となった。川崎F、FC東京に続き今節は名古屋という強敵を迎えることになるが、3連敗だけは避けたいだろう。

 この試合では両者のFW対決に注目したい。ホーム・大分はやはり藤本憲明がカギを握るだろう。今季ここまでリーグトップタイの7得点をマークしている不動のエースは、直近3試合ゴールから見放されているものの、ここぞという場面で点が取れる選手だ。高い決定力と相手DFに当たり負けしないフィジカルの強さを武器に持つ同選手の活躍が、大分の明暗を分けるといっても過言ではないだろう。

 名古屋の注目選手はマテウス。今季、大宮アルディージャから加入したブラジル人アタッカーは、序盤こそ出場機会に恵まれなかったものの、ここ最近はピッチに立つことも多くなってきており、前線で大きく羽を広げている最中だ。さらにリーグ戦直近4試合で3得点をマークしているなどしっかりと結果も残しており、名古屋の新たな武器として躍動している。大分戦でも力を示すことができるだろうか。

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