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Jリーグ 5年前

J1、J2、J3今節の見どころは? ジュビロは“初陣”を飾れるか。マリノス対トリニータの上位対決も!【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

名古屋グランパス対湘南ベルマーレ

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名古屋グランパスのジョー(左)と湘南ベルマーレの山崎凌吾(右)【写真:Getty Images】

注目カード(明治安田生命J1リーグ)
名古屋グランパス対湘南ベルマーレ 7月7日 18:00

注目選手
FW:ジョー(名古屋)
FW:山崎凌吾(湘南)

 7日には名古屋グランパス対湘南ベルマーレの試合がパロマ瑞穂スタジアムで行われる。この両者のリーグ戦過去5試合の対戦成績は1勝2分1敗とまったくの五分であり、このゲームも白熱拮抗したものとなることだろう。

 今季のスタートダッシュに成功し、一時はリーグ戦で首位にも立った名古屋だがここ最近は苦戦が続いている。前節のヴィッセル神戸戦では3度も同点に追いつくなど粘り強さを見せたが、壮絶な打ち合いの末、結果的に3-5で敗北。これでリーグ戦では6試合連続未勝利中の2連敗という状況になっており、気づけば順位を8位にまで落としてしまった。さらに3日に行われた天皇杯2回戦・鹿屋体育大学戦でも0-3の敗北を喫するなど、クラブの状態は不安定。この悪い雰囲気を払拭する一つのキッカケが欲しいところだ。

 対する湘南も現在のチーム状況はかなり深刻だ。前節のセレッソ大阪戦では不運な形で先制ゴールを献上し、試合終盤にも清武弘嗣に得点を許し0-2で敗戦。これでリーグ戦5連敗となり、気づけば最下位・ジュビロ磐田との勝ち点差はわずか「3」にまで縮まってしまった。いつ降格圏に落ちてもおかしくはない状況だ。さらに3日に行われた天皇杯・2回戦のヴィアティン三重戦でも0-4の大敗を喫している。これで公式戦4試合連続無得点となっているなど、攻守ともに改善点は多い。クラブはまさに正念場を迎えている。

 お互いにこの状況を打開したいのは明らかであり、この試合では「とにかく勝ち点」というのが両者の思いだろう。試合立ち上がりから高い集中力を持って挑むことが求められる。

 名古屋の注目選手はFWジョー。昨季のリーグ得点王はここまで5得点と苦しんでいるが、ペナルティエリア内などで発揮される強さはやはり健在であり、ここぞという場面で決定的な仕事を果たすことができる存在だ。エースが力を発揮できれば、チームとしての勢いも増すのではないだろうか。

 湘南の注目選手はFW山崎凌吾。ここまでリーグ戦15試合で先発出場を果たしている不動の1トップは、得点力不足に陥る攻撃陣を活性化させることが求めれられる。自ら得点を奪うことはもちろん、味方を生かすプレーでどれだけチャンスを演出できるかも名古屋戦では重要となってくるはず。この男の働きぶりが、チームの運命を分けるだろう。

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