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Jリーグ 5年前

J1、J2、J3今節の見どころは? 多摩川クラシコから目が離せない! J2では激闘必至の首位攻防戦も【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

松本山雅対ジュビロ磐田

Jリーグ
松本山雅の前田大然(左)とジュビロ磐田のロドリゲス(右)【写真:Getty Images】

注目カード(明治安田生命J1リーグ)
松本山雅対ジュビロ磐田 7月13日 18:00

注目選手
FW:前田大然(松本)
FW:ロドリゲス(磐田)

 明治安田生命J1リーグで17位に沈む松本山雅と同18位のジュビロ磐田による下位対決が本日18時にキックオフを迎える。お互いに自動降格圏を脱出したいのは明らかであり、残留を果たすためにもこの一戦での勝利は必須となる。まさに裏天王山だ。

 松本は現在リーグ戦で5試合勝ち星なしと苦しんでいる。深刻なのは圧倒的な得点力不足で、今季リーグ戦では第6節のヴィッセル神戸戦のみしか複数得点を奪うことができていない。得点数「10」はリーグ最下位の成績であり、自動降格圏を脱出するためにこの点の改善は必須だ。前節の北海道コンサドーレ札幌戦では守備陣の奮闘が目立ったため、磐田戦ではなおさら攻撃陣の奮起に期待したい。

 注目選手はFW前田大然。松本不動のスピードスターは、守備での献身的な姿勢と豊富な運動量を武器にチームにとって頼もしい存在となっているが、今季ここまで1ゴールと肝心の得点数を伸ばすことができていない。もちろんその他の貢献度が大きいとはいえ、目に見える結果を残すことは日本代表定着を狙う上でもかなり重要。そういった意味でも大事な試合でゴールネットを揺らすことが求められる。迫力不足に陥る攻撃陣を活性化させたいところだ。

 一方、アウェイの磐田もリーグ戦で6試合勝ち星なしと苦しんでおり、現在は3連敗中だ。前節の鹿島アントラーズ戦は鈴木秀人監督にとってリーグ戦の初陣となったが、29分のオウンゴールと40分の小池裕太によるスーパーゴールに屈し、0-2で敗北。シュート15本を放ち、被シュート数は3本に抑えながらも勝ち点を落としたのは悔やまれる結果だ。ただ、収穫があったのは間違いなく、それを今節の松本戦にどう生かすかが勝利へのカギを握ることになるだろう。勝てば最低でも順位を一つ上げることが確定するため、是が非でも勝ち点3を奪いたい。

 注目選手はFWロドリゲス。縦への推進力と抜群のパワーを武器に前線で怖さを発揮できる同選手は、現在リーグ戦でチームトップとなる4得点をマークしており、3試合連続スタメンフル出場中と調子を上げてきているのは明らか。ここ最近は1試合におけるシュート数も段々と伸びてきており、攻撃陣にけが人が相次いでいる磐田にとっての得点源となっている。松本戦ではそのパワフルなプレーとスピードをどこまで発揮できるか。鈴木新監督にリーグ戦初勝利をプレゼントしたいところだ。

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