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鹿島、アウェイゴール奪えず。広州恒大との熱戦はスコアレスドローで折り返す

text by 編集部 photo by Getty Images

広州恒大対鹿島アントラーズ
広州恒大対鹿島アントラーズ【写真:Getty Images】

【広州恒大 0-0 鹿島アントラーズ ACL準々決勝1stレグ】

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝1stレグの広州恒大対鹿島アントラーズ戦が28日に行われ、0-0の引き分けに終わった。

 昨季に続いてのACL連覇を目指す鹿島は先週金曜日のリーグ戦から先発3人を入れ替え、レオ・シルバらが先発。一方の広州恒大もMFパウリーニョや、今夏に上海上港から復帰したFWエウケソンなど強力メンバーが名を連ねる。コンディション面では先週末にリーグ戦を戦っていない広州恒大の優位が予想された。

 アウェイゴールを奪えば大きなアドバンテージとなる鹿島はレオ・シルバの惜しいミドルなどでゴールを脅かすも先制ならず。チャンスの数で上回る広州恒大も右からのクロスにパウリーニョが飛び込んだ形や、FWウェイ・シーハオが抜け出してのシュートなど決定機を生み出したが、両チームとも無得点で前半を折り返した。

 後半も両チームが積極的に攻め合う展開が続く。鹿島は白崎凌兵のヘディングがわずかにクロスバーを越え、69分の白崎のシュートもGK正面へ。広州恒大は67分にカウンターからエウケソンが決定的な形でクロスを受けたが、GKクォン・スンテがコースを消してピンチをしのいだ。

 鹿島はACLデビュー戦となる日本代表FW上田綺世も交代で投入。終盤にはその上田が2回の決定機を迎えたほか、88分にはショートコーナーから白崎のシュートが惜しくもクロスバー上部を叩くなど、鹿島にチャンスが相次ぐが惜しくも得点には届かない。

 広州恒大も終了間際のFKなどの決定的チャンスを活かせず、そのままタイムアップ。スコアレスドローで第1戦を終え、勝負は鹿島ホームでの2ndレグに持ち越された。

【得点者】
なし

【了】

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